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毎日集中的に新しいことを学習している赤ちゃんにとって一番大事なこととは?【賢い子は1歳までの眠りで決まる】

学習したあとは睡眠をとることが大切です

賢い子が育つポイント
●学習には刺激だけでなく、刺激を受けたあとの睡眠が大切です
●日々集中的に新しいことを学習している赤ちゃんの脳はたくさんの睡眠を求めています

前の項目(30ページ)では睡眠と情報整理の関係についてお話ししました。ここではさらに踏み込んで、睡眠と学習の関係について見てみましょう。2002年、ハーバード大学の研究者、ロバート・スティックゴールドとマシュー・ウォーカーは、右利きの学生に左手でキーボードを使って複雑な数字を入力してもらい、入力時間を計るという実験を行いました。まずは、入力の練習を行うことが、入力時間にどう影響するのかを調ベたところ、練習をしたあとの入力速度は、練習を行わない場合より、約60%も速くなることがわかりました。

そこで、練習を重ねるとスピードはどんどんあがっていくのか、同じ日に時間をおいて測定してみたところ、速度はまったくあがらないという結果になりました。しかし、いったん家に帰ってぐっすり眠り、翌朝また測定すると、入力速度はさらに20%もあがっていたのです。再び測定を行うまで、まったく練習をしていなかったというのに。

この研究から、学習には刺激だけでなく、刺激を受けたあとに睡眠をとることも大切であることがわかりました。そしてウォーカー博士は赤ちゃんが毎日たくさん眠る理由も明らかにしています。「赤ちゃんは毎日集中的に新しいことを学習しているので、脳はその分たくさん睡眠が必要なのでしょう」と語っています。

出典:『賢い子は1歳までの眠りで決まる』

【書誌情報】
『賢い子は1歳までの眠りで決まる』
ポリー・ムーア 著

睡眠を専門とするプロフェッショナルが考案、自分の子どもで実践し、さらに全米で実績を積んできた「NAPSメソッド」。これによって、子どもに良質な睡眠を与え、夜泣きを改善し、乳児期に学習能力を飛躍的に発達させることができます。メソッドの方法は非常に簡単で、子どもの睡眠を記録するだけというもの。生涯にわたって重要となる集中力、情緒の安定、コミュニケーション能力ものばす、本当に優秀な子を育てる育児書。子どもの睡眠障害を防ぐこともできます。

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