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抱っこするまで赤ちゃんが泣き続けるときの理由とは?【賢い子は1歳までの眠りで決まる】

抱っこするまで泣きつづけるなら、睡眠不足を疑いましょう

新生児は大声で泣いてぐずりますが、3か月をすぎるとはっきりと泣かず、涙も見せずに、抱っこしてもらうまでだだをこねるだけということがあります。理由もなくぐずって泣く、「謎のぐずり泣き」(102ページ)についてお話ししましたが、まさにこの状態で、眠いときによく見られるものです。といっても、はじめはなかなかわからないでしょう。抱っこすれば泣きやむので、眠くないのだろうと思ってしまうのも無理はありません。

「うちの子は疲れているわけではなくて、ずっと抱っこされていたいみたい」とよく耳にしますが、こういう赤ちゃんは睡眠不足と考えたほうがよいのです。赤ちゃんは自分でもある程度、眠らなければいけないこと、そして、ひとりで眠れないために、寝かしつけてもらう必要があることを理解しています。だから寝つけないとき、抱きあげられるまでぐずりつづけ、抱っこされると落ち着くのです。

こういうときは、NAPSメソッドを信じて寝かしつけ、よく眠らせてあげてください。そうするとやがて、赤ちゃんに変化が起きます。生まれたときからずっと休まず泣きつづけているような、とても気難しい赤ちゃんでも穏やかになり、機嫌がよくなって、ひとりでたくさんの時間を楽しく遊んでくれるようになります。

赤ちゃんが泣きながら目を覚ますのも、睡眠不足が原因かもしれません

睡眠不足の赤ちゃんは、朝や昼寝の終わりに泣きながら目を覚まします。これが毎回のようにつづくなら、25
ページの「わたしたちに必要な睡眠時間」の表と比べて十分休めているか見てみましょう。赤ちゃんは泣くことで、「また眠りたいけど自分ひとりじゃ眠れないんだ」といいたいのかもしれません。もっと眠らせてあげましょう。

また、NAPSメソッドを使って昼寝を手伝い、夜も早く眠るようにして睡眠時間を増やせないか考えてみます。数日で睡眠時間を長くできた例が複数あります。起きるのに時間が必要で、頭がすっきりするまでさらに数分かかる場合もあります。睡眠慣性といいますが、これは普通のことで睡眠不足なわけではありません。大人にも子どもにも、目覚めるのにかかる時間には個人差があります。睡眠学者がヒトの認識能力を調べる実験をするときなども、この睡眠慣性の影響を差し引くようにしています。

出典:『賢い子は1歳までの眠りで決まる』

【書誌情報】
『賢い子は1歳までの眠りで決まる』
ポリー・ムーア 著

睡眠を専門とするプロフェッショナルが考案、自分の子どもで実践し、さらに全米で実績を積んできた「NAPSメソッド」。これによって、子どもに良質な睡眠を与え、夜泣きを改善し、乳児期に学習能力を飛躍的に発達させることができます。メソッドの方法は非常に簡単で、子どもの睡眠を記録するだけというもの。生涯にわたって重要となる集中力、情緒の安定、コミュニケーション能力ものばす、本当に優秀な子を育てる育児書。子どもの睡眠障害を防ぐこともできます。

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