書籍

曹操が青州兵を自軍に組み込む【三国志】
袁紹は河北四州を手に入れる 初平三年(192)は、王允が討たれ、孫堅が死に、曹操は兗州で黄巾賊の残党を平定して青州兵を組織した。また、袁紹が「界橋の戦い」で公孫瓚を破った。 固辞した袁紹も、最後には承諾し、「わが弟の袁術 […]

董卓ついに誅殺される!【三国志】
貂蝉が董卓と呂布の中を裂く 王允の策略を知らされた貂蝉は、「旦那さまの憂いのご様子に心を痛めておりました。わたくしでお役に立つことがあらば、万死も厭いといませぬ」と言う健気さ。王允は貂蝉の手を取り、「すまぬ」と一声、感涙 […]

反董卓連合は霧散して敵対する【三国志】
三国志の主役たちが続々登場 諸侯が頼りにならぬと唾棄した曹操は、一万余の自軍のみにてその夜のうちに董卓追撃を開始した。だが、血気にはやって策を用いず突進したため、呂布に後方を固められて散々に打ち破られてしまう。 徐栄の放 […]

虎牢関の戦い、最強の呂布出陣【三国志】
呂布が大活躍 華雄を討ち取られたことを知った董卓は、二十万の軍勢を二手に分けて進軍した。李傕、郭汜に一手を任せ、五万の軍勢で汜水関を固めさせた。董卓自身は十五万の軍兵を率い、李儒、呂布、樊稠、張済と虎牢関に向かった。虎牢 […]

有名エピソード、関羽が華雄を斬り捨てる【三国志】
三国志の主役たちが続々登場 初平二年(191)、諸侯たちは続々と所定の場所に到着。連合軍の陣営は二百里以上になった。曹操は諸侯を集めて、進撃の計を談合すると、河内太守の王匡が、「大義を奉ずるにおいては盟主が必要だ。そのう […]

董卓の暴政、とどまるところを知らず【三国志】
暴君・董卓の本領発揮 董卓の専横に、袁紹はとっくに逃亡していた。ある日、袁紹は、董卓に「不徳を犯しておらぬ皇帝を廃し、庶出の陳留王を立てるなど、謀反以外のなにものでもない」と怒気鋭く迫った。董卓は剣を抜き、袁紹も剣を抜く […]

三国志最強の男・呂布が登場【三国志】
呂布が方天画戟を手に威圧す 董卓は、姓が董、名は卓、字を仲潁と言う。前将軍で西涼刺史だが、黄巾賊討伐で戦功がなかったため、いわば不作為の咎を受けかねない。それを恐れて十常侍に賄賂を贈り、朝廷からの処分を免れていた。 にも […]

政変は蛮勇・董卓の出番を用意する【三国志】
三国志のはぐれモノが登場 愚昧な霊帝も、中平六年(189)、死の床に就く。やれ一安心かと思えば然さにあらず。何進と宦官の死を賭した攻防が顕わになるのだ。食肉業出身の何進は、妹が霊帝の長男辨を生んで皇后(何后)になったため […]

張飛が督郵を鞭打ち、劉備ら出奔【三国志】
三国志の主役たちが続々登場 黄巾賊の鎮圧後、忘れられた憾みのあった劉備にも、ようやく冀州中山国安喜県の尉に任命の汰が下った。劉備は、関羽、張飛ほか二十名ほどの兵士を引き連れて安喜県に赴任する。このときの劉備の治世は、庶民 […]

朝廷混迷が群雄台頭のお膳立て【三国志】
群雄割拠の時代へ さしもの威勢を誇った黄巾賊ではあったが、首領の張角が病死し、張梁は皇甫嵩に討たれた。張宝も朱儁に押しまくられ、命惜しさの賊将の一人に刺殺された。こうして中平元年(184)二月に蜂起した「黄巾の乱」も、そ […]

仇敵・曹操が颯爽と現れる【三国志】
三国志の主役たちが続々登場 劉備、関羽、張飛の「桃園の誓い」は、のちに蜀漢を建国する命の一滴であった。といって、このときに誰がそれを知ろう。劉備未だ二十八歳、いま耳朶を響すのは、後漢を揺さぶる黄巾賊の軍鼓なのだ。 劉備ら […]

劉備、関羽、張飛が登場!義兄弟の契りを結ぶ【三国志】
三国志の主役たちが続々登場 立て札をじっと見つめていた一人の男。身の丈七尺五寸(中国の一尺は二三センチ)、肩まで垂れた両耳に両手が膝下まで届き、顔白く、紅をさしたような唇、まさに異体異貌の人であった。 姓は劉、名は備、字 […]