お願いをする ①
言いかえPOINT
部下や後輩に仕事を頼む場合でも、当たり前のように「これ、やっといて~」と投げっぱなしにするのはNG!「今忙しいのに!」「威圧的!」と、不満や反発の原因になります。「忙しいところ申し訳ない/悪いけど」などの気遣いの言葉を添えたうえで「お願いします/お願いできますか?」と伝えるのが礼儀です。
言いかえPOINT
急いでいないことを伝えるときに、「お手すきのときに」という言葉を使いがちですが、頼まれた側は「ずっと忙しいんだけど!」と思うかもしれません。お願いをする場合は「いつまでに」と明確に伝えることが大切。また、「お願いします」と突き放すのではなく、可能かどうかを伺うようにしましょう。
言いかえPOINT
「~しないでください」と否定形で頼まれるより、「~してください」と肯定形で頼まれたほうが気分がいいものです。否定形の言葉を多く使う人は、ネガティブな印象を持たれがちです。相手の状況や気分によっては反発を招くこともあります。日頃から自分の言葉遣いを振り返り、意識して改善しましょう。
【出典】『好かれて人間関係がラクになる! 言い方&返し方の技術』著:山口拓朗
【書誌情報】
『好かれて人間関係がラクになる! 言い方&返し方の技術』
著:山口拓朗
「何か言われてもうまく返せない」、「言葉足らずでイラッとさせてしまう」、「怒らせないように断りたい」…など、会話でのモヤモヤは日々実感する最も身近なストレスといえます。本書は、会話がスムーズにいくようになるうまい言い方や、一目置かれるスマートな返し方を紹介する事典です。
会議がウェブ上で行われるようになっても、メールでのやり取りが増えても、SNSの活用が増えても、コミュニケーションの重要性は変わりません。
新社会人、初めて部下を持つ管理職などのビジネスパーソンはもちろん、人間関係の悩みを持つすべての方に役立つ内容です。
言葉で損や失敗をしないためにも、本書を参考に、ふさわしい言葉のチョイスを積み重ねてみてください!
公開日:2024.12.12