オールカマー(日曜・中山)芝2200m
新潟で行われた14年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔320〕、2番人気は〔122〕、3番人気は〔132〕。
6番人気以下〔114〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。
馬連3ケタ2回に、万馬券なし。
1000円台が5回に、2000円台が1回。
毎年1~3番人気の馬が連に絡んでいます。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは、複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
宝塚記念から〔422〕。
天皇賞・春から〔110〕。
目黒記念から〔002〕。
七夕賞から〔020〕。
その他、ヴィクトリアマイル、海外GⅠのドバイシーマクラシック、新潟大賞典、マーメイドSから勝ち馬が。
安田記念、海外GⅠのクィーンエリザベスⅡ世C、京都記念、小倉記念から2着馬が。
札幌記念、AJCCから3着馬が出ています。
重賞組の人気、着順は不問です。
また、OPの札幌日経オープン(3番人気4着馬)と福島テレビオープン(2番人気6着馬)から、3着馬が出ています。
馬券圏内27頭中、23頭が前走掲示板確保(5着以内)か、5番人気まで。“5”という数字がキーワードかも?
ちなみに、残る4頭は前走GⅠ出走馬。宝塚記念3頭に、天皇賞・春が1頭でした。
連対18頭すべてに、芝2000~2200mの勝ち、または同距離での重賞2着がありました。
また、連対18頭中、17頭に重賞連対歴がありました。
さらに、連対18頭中、10頭に中山芝での勝ちが、6頭に中山芝の重賞掲示板がありました。
牝馬は〔320〕。重賞連対歴のある馬で、このうち4頭にGⅠ連対歴がありました。
年齢別で見てみると、3歳〔000〕、4歳〔344〕、5歳〔534〕、6歳〔120〕、7歳〔001〕。
5、4歳馬が中心です。
オールカマー=all comer、“何でも来い”という意味ですが、前走GⅠ出走馬が〔752〕。連対18頭はすべて前走重賞組。
格がモノを言うレースであることを覚えておいて下さい。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第3版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2021.09.22