高山俊が4号2ランホームラン
6月25日、ナゴヤ球場で行われたウエスタン・リーグの中日ドラゴンズ戦に「3番・右翼」で先発出場した高山俊は、3打数1安打2打点1HR1四球。一挙6点の猛攻を締めくくる4号2ランホームランを放ち、1軍昇格へアピールした。
2回、2アウト2塁のチャンスの場面で打席に立った高山俊は、中日ドラゴンズ先発のアルバレスの5球目143kmストレートをライトへ弾き返し、4号2ランホームランを放った。高山俊の一撃は、相手のミスと井坪陽生の2点タイムリーツーベースヒットなど一挙6点の猛攻を締めくくる一発となった。
高山俊は岡田監督から復活を期待され、春季キャンプは1軍スタートも、開幕は2軍で迎えていた。ウエスタン・リーグ開幕後も打率1割台と苦しんだが、4月の後半からヒットがコンスタントに飛び出すようになり、打率.245にまで上昇させた。
6月に入り、高山俊はホームラン2本を放ち、3試合連続マルチヒットを記録するなど、長打が絡んだ打撃が増加しており、完全復活の予感を漂わせている。
ライトのポジションは固定されず、森下翔太、前川右京、ミエセス、島田海吏らが激しい争いを繰り広げている。そのライトスタメン争いに高山俊も割って入るべく、今シーズン1軍初昇格を目指している。
1軍からは佐藤輝明が降格してきており、その代役として1軍昇格の期待もかかる。
高山俊が1軍昇格を果たし、岡田監督が待ち望んだ本来の姿を発揮し、近本光司、大山悠輔と共に、阪神タイガース打線を牽引する存在になってもらいたい。
公開日:2023.06.26