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阪神/井坪陽生がプロ初の4安打固め打ち&5打点の大暴れ!佐藤輝明以上の活躍で1軍昇格へアピール

井坪陽生がプロ初の4安打固め打ち&5打点の大暴れ

6月25日、ナゴヤ球場で行われたウエスタン・リーグの中日ドラゴンズ戦に、「1番・中堅」で先発出場した井坪陽生は、6打数4安打5打点。4安打の固め打ちで5打点を稼ぎ、佐藤輝明以上の活躍を披露し、1軍昇格へアピールした。

2回、1アウト1、2塁のチャンスの場面で打席に立った井坪陽生は、中日ドラゴンズ先発のアルバレスの3球目134kmスライダーを弾き返し、レフトフェンス直撃の2点タイムリーツーベースヒットを放った。

さらに、4回1アウト1塁の場面で、井坪陽生は中日ドラゴンズ2番手・福島章太の6球目147kmストレートをライトへツーベースヒットを放ち、1アウト2、3塁のチャンスを演出。遠藤成のタイムリー内野安打を呼び込んだ。

5回には、2アウト満塁のチャンスの場面で、中日ドラゴンズ3番手・森博人の4球目138kmカットボールをライトへタイムリーヒットを放ち、3安打猛打賞を記録。

最後は、7回ノーアウト1、3塁のチャンスの場面で、井坪陽生は中日ドラゴンズ5番手・谷元圭介の5球目141kmシュートをレフトへタイムリーヒットを放ち、4安打の固め打ちを記録した。

井坪陽生は、関東第一高校から2022年度ドラフト3位で阪神タイガースに入団。プロでの実戦デビューから新人らしからぬ打撃を見せている。ウエスタン・リーグ開幕からここまで今シーズンは、5月21日のオリックス・バファローズ戦のノーヒットで打率.297になるまで一度も打率3割以下に落ちることなく、コンスタントに結果を残していたが、5月下旬から6月上旬までは打てない時期が続いていた。

長打2本を放つなど、三度のチャンスをものにした井坪陽生は、4安打の固め打ちを記録し、5月下旬から6月上旬までは不調の時期を乗り越え、1軍初昇格へ大きく前進した。

ルーキーらしからぬ打撃でヒットを量産できる井坪陽生が打撃のタイミングを取り戻し、再び開幕当初の勢いを取り戻し始めており、岡田監督も再び無視できない存在となっているはずだ。

1軍ではライトのポジションは固定されず、ドラ1ルーキー森下翔太、ミエセス、前川右京、島田海吏らが激しいライトスタメン争いを繰り広げている。さらに、レフトのノイジーが打撃不振に陥っており、センターの近本光司以外はレギュラーを確約されていない。そこに井坪陽生が1軍昇格を果たし、外野スタメン争いに割って入る存在となってもらいたい。

ルーキーらしからぬ打撃が魅力の井坪陽生が1軍昇格を果たし、5連敗と苦しむ阪神タイガース打線の起爆剤として躍動してもらいたい。

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