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糖質摂取量を極端に減らすことで引き起こす「低栄養性脂肪肝」、通称「ダイエット脂肪肝」とは!?【内臓脂肪の話】

Text:栗原毅

体が危機を感じ肝臓に脂肪をため込む

「なるべく早く内臓脂肪を落としたい」「すぐにでも痩せたい」という思いから、糖質摂取量を極端に減らす人がいますが、体のことを考えるならそれはやめるべきです。糖質を減らすのだから脂肪肝を改善できそうですが、逆に「低栄養性脂肪肝」、通称「ダイエット脂肪肝」になってしまうケースがあります。

糖質は三大栄養素のひとつであり、体にとってなくてはならないものです。それをほとんどとらないでいると、肝臓に蓄積される中性脂肪が極端に不足するようになります。中性脂肪は、食事がとれないときであっても活動するためのエネルギーが不足することがないよう、エネルギーを蓄えておくという大事な働きを持ちます。このため、中性脂肪がなくなることに体が危機感を感じて、体中の中性脂肪を肝臓に送り込むよう働くのです。その結果、かえって肝臓に中性脂肪が集中し脂肪肝になってしまうことがあります。

糖質を極端に制限して体重が急速に落ちたとしても、お腹だけ痩せないような人は肝臓に中性脂肪がたまり、ダイエット脂肪肝になっている可能性があります。1日当たりの糖質摂取量は男性で250グラム、女性は200グラムは糖質をとるようにしましょう。ダイエットをするのであれば、健康的に落とせる体重は1ヶ月で500グラム程度です。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 内臓脂肪の話』
著:栗原毅

シリーズ累計発行部数150万部突破!ダイエットでも健康でも超重要な『内臓脂肪』をテーマに、速攻で落とせる方法を医師が解説する図解シリーズ最新作!
新型コロナウィルスの影響でテレワークの導入や、不要不急の外出など、何かと家にいる時間が多くなっているため、運動不足や食事量の変化により、肥満になって健康状態が悪化してしまう人も多くいます。
そこで問題なるのが『内臓脂肪』。ゆるキャラみたいなかわいいぽっこりおなかになってきた……と悠長に考えている場合ではありません。
内臓脂肪の増加は見た目の変化だけでなく、放置すると健康状態に様々な悪影響が出てきます。
本書ではそんな内臓脂肪が増えてしまう理由から、速攻で落とす食事法まで、すぐに使える超実用的な情報を幅広く紹介します。
『内臓脂肪の前に脂肪肝が問題』『内臓脂肪を減らすには緑茶を飲むのが最短ルート』『お酒を飲みながら内臓脂肪を減らす方法』など、
今日から使える知識が満載です!痩せたい、健康になりたい、家族の健康が気になる、という方にはぜひ読んで頂きたい一冊です。

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