ティーイングエリアの立ち位置が重要!
◎ティーアップする場所が大切
左にドッグレッグしているホールのティーショットでは、ティーイングエリアの立ち位置が重要になります。
たとえば左の林の上を打っていくという場合、ティーイングエリアの左サイドから打つか右サイドから打つかは、自分の球筋によって決めなくてはなりません。
フェードヒッターがこういう場合に左サイドに立つと、そのホールの左サイドが狭く感じてしまい無意識のうちに右を向いてしまいます。
これだと右から右へのエラーになってしまうので、こういう場合はティーイングエリアの右サイドに立ってしっかりとコーナーを狙う気持ちが必要です。
この考え方だと、ドローヒッターは左サイドからコースなりのドローボールということになりますが、ボールが戻って来ず右に突き抜けるということがあるので、やはりドローヒッターでも右サイドに立つのがセオリーではないでしょうか。
そうすることでフェアウェイのキープ率がかなり上がってくると思います。
経験上、左ドッグレッグのロケーションで左サイドにティーアップする人は、ほとんどボールは右のラフにいきますね。
ただし左サイドがすぐOB でそこを避けて打つのなら左側から打っても問題ないと思いますが、やはりゴルフはフェアウェイキープが大前提なので、そう考えたらティーイングエリアの右サイドから打っていくべきです。
また、コースでけっこう見落としがちなのが風です。
風が右から吹いている場合、右に打ち出しても左に流れてきますので、そのぶんを計算して打ち出していく方向を決めます。飛距離が出る人は特にティーアップする場所に気を使うべきです。
ゴルフはまず①自分の飛距離を知ること ②自分の持ち球を知ること そして③風を知るということが大事で、それらを考慮した上でどこを狙っていくかを考えていくと、自ずとティーアップする場所がわかってきます。
多くのアマチュアは練習場でまっすぐ飛ばす練習ばかりしていますが、球を曲げる練習をしてください。
左に曲げられる、右にも曲げられるというスキルがあれば、自ずといろいろな攻略ルートが見つかります。
出典:『うねりスイング 実戦ラウンド編1 ドライバー・アプローチ・パッティング50の最強ワザ』著/三觜喜一
【レッスンプロ/出演者情報】
●三觜喜一
1974年神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。1999年よりジュニアを精力的に指導。独自のエクササイズやドリルが多くのゴルファーから共感を得ている。辻梨恵をはじめ多くのツアープロも指導。2014年、日本プロゴルフ協会ティーチングプロアワード功労賞受賞。
【書誌情報】
『うねりスイング 実戦ラウンド編1 ドライバー・アプローチ・パッティング50の最強ワザ』
著者:三觜喜一
ベストセラー『最強インパクト作る うねりスイング』のラウンド実戦本が登場! ゴルフの肝はコースでのスコアメイク。正しいインパクトを身につけると、それがコースでどのように活かされるか? 本書は、「うねりスイング」のコースでの実践方法を解説。ドライバー、アプローチ、パッティングをテーマに、実際のラウンドで直面する状況を想定し、具体的な対処法を数多くのカラー写真を交えてわかりやすく紹介している。写真に加え、QRコード付き動画でも三觜喜一プロのワザが見られる! B5判の大きな紙面、248ページの本書は、スコアメイクに必ず役立つ一冊だ。
公開日:2022.10.10