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ランニングアプローチを1パット圏内に寄せる「12」の法則とは?【うねりスイング 実戦ラウンド編1/三觜喜一】

Text:三觜喜一

アプローチの距離感で悩まない、キャリーとランの法則

ランニングアプローチをぴったりピンに寄せるには距離感の法則があります。

たとえば7番アイアンを使う場合は、頭の中に「12」という数字を思い浮かべます。

そしてそこから使う番手の「7」を引くと「5」になりますが、この数字がキャリーとランの比率を表すのです。

つまりキャリーさせた距離に対して5倍転がるということですから、7番アイアンでランニングアプローチをするとキャリー「1」に対してランが「5」になります。よってボールからカップまでの距離を6等分して、その1等分先のところにボールを落としてあげれば、あとは勝手に転がってカップの近くに止まるわけですね。

これが9番アイアンの場合になると「12」から「9」を引いて「3」ですから、キャリーとランは1対3となり、ピンまでの距離を4等分した1等分先にボールを落としてあげればいいのです。

同様にピッチングウェッジの場合は「10」としてキャリー対ランは1対2、サンドウェッジは「11」として1対1となります。

もっともこれは平らな状況での話ですから、上り下りがあったり、グリーンが遅かったり速かったりする場合には、それらを考慮して落とし場所を前後に変えるようにしてください。

また、この法則が通用するのはボールの位置がグリーンから5ヤード以内で、なおかつ1バウンド目をグリーン上に落とせる場合になります。ということは7番アイアンで30ヤード先のカップに寄せることが可能であり、アプローチが苦手だったり悩んでいる人には、かなり使い勝手の良い寄せ方だと思います。

出典:『うねりスイング 実戦ラウンド編1 ドライバー・アプローチ・パッティング50の最強ワザ』著/三觜喜一

【レッスンプロ/出演者情報】
●三觜喜一
1974年神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。1999年よりジュニアを精力的に指導。独自のエクササイズやドリルが多くのゴルファーから共感を得ている。辻梨恵をはじめ多くのツアープロも指導。2014年、日本プロゴルフ協会ティーチングプロアワード功労賞受賞。

【書誌情報】
『うねりスイング 実戦ラウンド編1 ドライバー・アプローチ・パッティング50の最強ワザ』
著者:三觜喜一

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