より多くの配当金を分配してくれる企業は 「配当利回り」でわかるよ!【図解 株式投資の話】
先にも述べた通り、1株当たりの配当金は企業によって異なります。
たくさん分配している企業もあれば、少ない企業もあります。配当金を分配していない(無配当)企業もあります。
また、業績の変化にともなって、配当金の金額を変動させる企業も多くあります。
株式投資として考えた場合、やはり、株式の購入代金に対してより多くの配当金を分配してくれる企業が魅力的です。
「配当利回り」という指標を使おう!
では、より多くの配当金を分配してくれる企業は、どのようにして探せばよいのでしょうか。
これは「配当利回り」という指標を使えば、簡単に探すことができます。
配当利回りとは、「1株当たりの年間配当金が、株価(投資金額)の何%に相当するか」を示す指標です。
計算式は以下の通りです。
配当利回り(%)=1株当たりの年間配当金額÷1株購入価額×100
配当利回りが高いほど、「株価に対してより多くの配当金を分配している企業」ということになります。
配当利回りが高い銘柄の中から、投資対象を選ぶのも1つの手です。
配当利回りは大変便利な指標なので、株式投資の際には大いに活用しましょう。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 株式投資の話』
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 株式投資の話』
著者:二階堂 重人
著者プロフィール
専業トレーダー。テクニカル分析を駆使したデイトレードやスイングトレードを中心に、株、FXの双方で月間ベースで8割以上という驚異の勝率をたたき出すし、 波乱の相場環境でも着実に利益を重ねている。著書は50冊以上、累計102万部を超える。
新NISAのスタートにより、若い人は将来への貯蓄、高齢者は老後の資金など、お金に対する安心を得るため、投資への関心はどんどん高まっている。積み立て方式や、投資信託など、手軽に始められる新NISAではあるが、より短い期間で利益を得るためには、やはりリスクは高くなっても「投資」するなら「株式」という人が増えてきている。本書では「8割の投資家が損をする」と言われる株式投資で勝つ(利益を上げる)ための、株式・投資の基本的な考え方、必要な知識・しくみから、具体的な始め方、買い方、売り方、管理、続けるために知識まで、シリーズの特性を活かし、図解とイラストでわかりやすく解説する。「株」の初心者が不安や疑問なく始めるために、とにかく理解しやすい入門書として最適な一冊。
公開日:2024.11.06