売買差益で儲けちゃおう!【図解 株式投資の話】
買値と売値の差額によって利益を得ることもできる!
株で利益を得る方法は配当以外にもう1つあります。売買差益による方法です。買値と売値の差額によって利益を得る方法です。
たとえば、株価500円の株を1,000株買ったとします。売買代金は50万円です(説明をわかりやすくするため手数料は含めません)。
買った後、株価が800円になったとすると、300円の値上がりです。株価800円で1,000株全部を売ったとします。
80万−50万=30万
30万円の利益が出たことになります。
もちろん、この金額をまるまる手にできるわけではありません。売買したときに手数料がかかります。また、利益に対して税金がかかります。
配当狙いと差益狙いではどちらがよいのか?
これは一概にどちらがいいとはいえません。
「自分のお金をどのようにして増やしたいか」によって違ってきます。
「少しずつでもいいから確実に増やしたい」というのであれば、配当狙いのほうがいいでしょう。
「早く、大きく増やしたい」というのであれば、差益狙いのほうがいいでしょう。
両方で増やすというのもありです。たとえば、資産の半分を配当狙いで増やし、残りの半分を差益狙いで増やします。
ちなみに、私の場合は、早く、そして、大きく増やしたかったので、差益狙いのほうにしました。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 株式投資の話』
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 株式投資の話』
著者:二階堂 重人
著者プロフィール
専業トレーダー。テクニカル分析を駆使したデイトレードやスイングトレードを中心に、株、FXの双方で月間ベースで8割以上という驚異の勝率をたたき出すし、 波乱の相場環境でも着実に利益を重ねている。著書は50冊以上、累計102万部を超える。
新NISAのスタートにより、若い人は将来への貯蓄、高齢者は老後の資金など、お金に対する安心を得るため、投資への関心はどんどん高まっている。積み立て方式や、投資信託など、手軽に始められる新NISAではあるが、より短い期間で利益を得るためには、やはりリスクは高くなっても「投資」するなら「株式」という人が増えてきている。本書では「8割の投資家が損をする」と言われる株式投資で勝つ(利益を上げる)ための、株式・投資の基本的な考え方、必要な知識・しくみから、具体的な始め方、買い方、売り方、管理、続けるために知識まで、シリーズの特性を活かし、図解とイラストでわかりやすく解説する。「株」の初心者が不安や疑問なく始めるために、とにかく理解しやすい入門書として最適な一冊。
公開日:2024.11.07