あまり有名ではない企業や業績が良くない企業の株でも大きく儲けられることがよくある【図解 株式投資の話】
では、あまり有名ではない企業や業績が良くない企業の株では儲けられるのでしょうか、それとも儲けられないのでしょうか。
答えは、儲けられることもあれば、儲けられないこともあるです。
あまり有名ではない企業の株だからといって、必ずしも儲けられないというわけではありません。ほとんどの投資家が知らないような株でも、株価が大きく上がることはよくあります。同様に、業績が良くない企業の株だからといって、必ずしも儲けられないというわけではありません。決算で赤字が出ていたり、業績が不安定な企業の株でも、株価が大きく上がることはよくあります。
1つ例を紹介しましょう。フォーサイド(2330)という企業が上場しています。業績は不安定。数年前に赤字も出しています。株価はずっと100円未満で低迷していました。
しかし、2024年の2月に株価が爆上げしました。これは、この企業から出たニュース、「AI関連事業を行う子会社を設立」がきっかけです。株価は約1ヵ月間で70円台から700円台まで爆上げ。約10倍になりました。
このようなこともあるわけです。「有名な企業や業績が良い企業の株だからといって、買えば儲かるというわけではない。損をすることもある」「あまり有名ではない企業や業績が良くない企業の株だからといって、買えば損をするというわけではない。儲かることもある」
ここが株式投資・株トレードの難しいところでもあります。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 株式投資の話』
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 株式投資の話』
著者:二階堂 重人
著者プロフィール
専業トレーダー。テクニカル分析を駆使したデイトレードやスイングトレードを中心に、株、FXの双方で月間ベースで8割以上という驚異の勝率をたたき出すし、 波乱の相場環境でも着実に利益を重ねている。著書は50冊以上、累計102万部を超える。
新NISAのスタートにより、若い人は将来への貯蓄、高齢者は老後の資金など、お金に対する安心を得るため、投資への関心はどんどん高まっている。積み立て方式や、投資信託など、手軽に始められる新NISAではあるが、より短い期間で利益を得るためには、やはりリスクは高くなっても「投資」するなら「株式」という人が増えてきている。本書では「8割の投資家が損をする」と言われる株式投資で勝つ(利益を上げる)ための、株式・投資の基本的な考え方、必要な知識・しくみから、具体的な始め方、買い方、売り方、管理、続けるために知識まで、シリーズの特性を活かし、図解とイラストでわかりやすく解説する。「株」の初心者が不安や疑問なく始めるために、とにかく理解しやすい入門書として最適な一冊。
公開日:2024.11.12