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今季自己最多13勝で阪神/青柳晃洋と共に最多勝獲得!九里亜蓮がFA権行使なら争奪戦か!?

九里亜蓮がFA権行使なら争奪戦か!?

広島の先発として今シーズン、自身初めてのふたケタ勝利となる13勝をマークし、阪神・青柳晃洋とともに最多勝のタイトルを獲得し、リーグ8位の防御率3.81、リーグ6位のQS率68.0を記録した九里亜蓮がフリーエージェント(FA)有資格者として、11月14日、日本野球機構(NPB)より公示された。

昨シーズンも8勝6敗ながら防御率はリーグ5位の2.96と、安定したピッチングで、2017年から先発ローテーションを守り続ける安定感とロングリリーフを連投できる耐久力が魅力の投手だ。

最多勝のタイトルを獲得し、確かな存在感を見せる九里亜蓮だが、理想の選手を前田智徳としており、新人時代に「生涯カープ」を宣言していたが、今シーズン終了直後はじっくり考えたいと熟考する構えを見せている。

もし、九里亜蓮がFA権行使を決めれば、動いてきそうなのはリーグ終盤に失速してリーグ3位で終了した巨人だろう。

なぜなら、かつて投打の顔だった選手を次々に放出してきた広島カープ。FA制度が始まった1993年からFAで移籍した広島カープの選手は9人おり、このうち国内移籍した選手が8人で、その中で巨人に移籍した選手は、1994年に最初に移籍した川口和久、1999年の江藤智、2013年の大竹寛、2018年の丸佳浩と広島カープからFA宣言した選手の半分が巨人に入団しているのだ。

先発ローテーションをしっかりと今シーズン固めることができなかった巨人にとって、喉から手が出るほど2017年から先発ローテーションを守り続ける安定感とロングリリーフを連投できる耐久力が魅力の九里亜蓮を欲しているだろう。

年俸8700万円とまだ1億円の大台を超えていないコスパの良さもあり、巨人だけでなく他球団で争奪戦になることは間違いないだろう。

九里亜蓮がFA権行使を決めた際に、争奪戦になることが予想されるだけに、どれだけスピーディーに九里亜蓮ラブコールを送れるかが重要となってきそうだ。

2018年の丸佳浩以降は放出ゼロの広島カープのFAは流れが変わりつつあり、菊池涼介、會澤翼、田中広輔、野村祐輔など、リーグ3連覇を経験した主力がペナント奪還に一丸となっている雰囲気はある。

新人時代に「生涯カープ宣言」をしていた九里亜蓮がどのような判断を下すのか注目だ。

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