マイルCS(日曜・阪神)芝1600m
秋のマイル王決定戦。例年は京都で行われるGⅠですが、今年は昨年に続き、阪神での開催となります。データは過去10年です。
1番人気は〔122〕、2番人気は〔130〕、3番人気は〔240〕。
6番人気以下〔114〕、2ケタ人気馬〔010〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券1本。
4、5番人気で、半数の5勝。
昨年は1番人気が勝って、1番人気の連敗は10でストップしています。
ステップレースを見ていきましょう。
スプリンターズSから〔210〕。連対2頭と、6着馬。
天皇賞・秋から〔112〕。3着以内2頭に、4着と8着の馬。
安田記念から〔110〕。3着以内の馬。
毎日王冠から〔202〕。掲示板確保の馬。
京都大賞典から〔100〕。3着馬。
スワンSから〔042〕。3着以内の馬。
札幌記念から〔001〕。勝ち馬。
府中牝馬Sから〔001〕。3着馬。
富士Sから〔331〕。掲示板6頭に、1番人気7着馬。
外国馬の〔001〕というのもあります。
馬券圏内30頭すべての前走は、重賞から。
GⅠ以外は、5番人気までに推されていたことが必要なようです。
また、前走で掲示板を外していたのは3頭。これらすべてが、勝ち馬から0秒6差以内でした。
連対20頭中、18頭にGⅠ3着以内がありました。
また、連対20頭中、19頭に芝1600mの勝ちがあり、さらに18頭に芝1600mの重賞での3着以内が、残る2頭にも芝1800mの重賞勝ちがありました。
牝馬は〔102〕。イメージ以上に苦戦の傾向です。
年齢別で見ていくと、3歳〔201〕、4歳〔554〕、5歳〔244〕、6歳〔111〕。
4歳が最もよく、次に5歳馬が続きます。
1~3人気馬が2着に9頭ですから、2着に人気馬を狙えとデータは語っています。
また、過去の好走馬が、再び、三度の好走を見せます。具体的に挙げておきましょう。
13年3着ダノンシャーク、翌14年優勝。
14年2着フィエロ、翌15年も2着。
15年3着イスラボニータ、翌16年2着。
17年勝ったペルシアンナイト、翌18年2着、19年3着。
19年勝ったインディチャンプ、翌20年2着。
今年は、昨年の優勝馬グランアレグリアと、2年続けて好走中のインディチャンプが出走を予定しています。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第3版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2021.11.18