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阪神本格調査でFAなら争奪戦必至!失点登板7戦のみで防御率1.28の又吉克樹

阪神本格調査でFAなら争奪戦必至の又吉克樹

11月14日に日本野球機構(NPB)より、フリーエージェント(FA)有資格者として、公示された中日ドラゴンズの又吉克樹を阪神タイガースが本格調査していることが17日に分かった。

FA権を取得した又吉克樹とは、日本シリーズ終了日の翌日から土、日曜日と祝日を除く7日以内に在籍球団に、FA権行使の意思を伝え、FA権を行使した場合、「FA宣言選手」として公示された翌日から阪神タイガースは交渉が可能となる。

又吉克樹がFA権を行使すれば、「FA宣言選手」として公示された翌日から他球団から多くのオファーがあり、複数球団との争奪戦となる状況が想定されるため、阪神タイガースは速攻アタックも視野に入れて最終調査に入っている。

又吉克樹は今シーズン、セ・リーグトップの今季66試合に登板し、3勝2敗8セーブ33ホールド、防御率1.28、失点した登板はわずか7試合のみと、抜群の安定感を誇った。

入団1年目から3年連続60試合以上登板するなど、大きな故障もなく中日ドラゴンズのリリーフ陣を長年支えてきたが、2018年6.53、2019年4.06と防御率が悪化し、登板数を減らしたことで大幅に減俸し、今季の推定年俸は4200万円となっており、この低年俸でありながら、ここ2年安定した結果を残しているコスパの良さが阪神タイガース含め、他球団が又吉克樹を狙う理由だ。

巨人は今オフのFA市場に参戦しないとの報道が12日に出ており、又吉克樹がFA権行使でも獲得に動かないと予想されるが、その他の球団もコスパの良い又吉克樹を狙っているはずだ。

12球団最多の77勝を記録しながら、今季もリーグ優勝には手が届かなかった阪神タイガースは、最大の強みである守護神スアレス、セットアッパー岩崎優の勝ちパターンへと繋ぐ「7回の男」が定まらなかったという課題を残しており、その穴を埋めるピースとして、又吉克樹に白羽の矢を立てた。

阪神タイガースへの移籍は又吉克樹のキャリアアップにとってもかなりのプラスとなる。

なぜなら、通算防御率2.86と安定感抜群の堂々たる成績を残しているが、阪神タイガースとの対戦ではめっぽう打たれ弱く、通算対戦成績は70試合4勝8敗、防御率4.54と唯一の苦手球団となっていた。

仮に阪神タイガースの一員となれば、まだ31歳と若く、今後の期待度も十分ある又吉克樹自身の成績アップにも直結する。

果たして、又吉克樹がどのような決断をし、来シーズンどの球団のユニフォームを着て、プレーしているのか注目だ。

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