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斉藤和巳 2019年セパ順位予想

Text:遠藤玲奈

【斉藤和巳さんプロ野球順位予想イベント『プロ野球、正解は半年後』】

開幕間近の3月25日、神保町の日本文芸社の一室は野球ファンの熱気に満ちていました。いつものトークイベントと少し違うのは、観客の皆様がいろいろなユニフォームを着ていること。贔屓球団がひと目でわかります。

今回は順位予想イベント。あのチームに優勝してほしい、あのチームは何位と言ってもらえるのか…チームへの、そして、ご自身の予想もご披露いただきつつ解説を加えてくださるスペシャルゲストへの期待が高まります。

颯爽と登場したのは、福岡ダイエーおよびソフトバンクホークスで投手のタイトルを総なめにした斉藤和巳さんです。


各球団のキャンプを視察してきて、判断材料は十分…のはずですが、去年の予想は的中とはいかなかったようです。それほど難しい順位予想に野球ファンが挑み、斉藤さんにコメントをいただくというのが、今回のイベントの趣旨です。

ファンの予想に斉藤和己さんのコメントは

最初に挙手されたお客様は、

【セリーグ順位予想】
1広島 2巨人 3ヤクルト 4DeNA 5阪神 6中日

【パリーグ順位予想】
1ソフトバンク 2日ハム 3西武 4楽天 5ロッテ  6オリックス

という予想でしたが、これに対し斉藤さんは共感度90%とのこと。いきなり信頼度の高い予想が出て、会場の雰囲気もさらに盛り上がります。

DJケチャップさんが斉藤さんに各球団の見どころを尋ねます。

広島は、丸佳浩選手の抜けた穴が、別のひとりの選手で埋めるのは難しいほどに大きいそうです。タナ・キク・マル・セイヤに固定して絶大な効果を発揮してきた打線も変更を強いられるため、日替わりのオーダーもありえるとのことでした。

ソフトバンクの魅力は、やはり圧倒的な選手層の厚さです。サファテ選手が復帰した場合、抑えには森選手もいるが、という話が出ましたが、お二人はとても打ち解けあっているのだそうです。切磋琢磨しても、もめるようなことはないのでは、とチームOBならではの情報を伺うことができました。


このペースでは全球団分収まらないので、ここからは個人名が上がった選手について、少しずつ触れていきます。

最もインパクトがあったあのルーキー

まずは、世間での注目度も非常に高い中日のルーキー、根尾昂選手です。能力が高いのは誰もが認めるところですが、一流プロ野球選手としてやっていくには少し真面目すぎるのでは、というケチャップさんの危惧に、キャンプで見ても確かに優等生という印象だった、と斉藤さんは答えます。まずは二軍でじっくり育てるのもいいかもしれないとのお考えでした。

各球団のキャンプを見て回る中で最もインパクトがあったのが、広島のルーキー、小園海斗選手だそうです。入団したばかりなのに、練習している様子を見ると、目立つことなく先輩選手たちの中に同じレベルで溶け込んでいる…そんなことがあるものだろうかと直接見ていない私は感じてしまいますが、斉藤さんも驚いたとのことでした。将来は球界を背負う存在になるはず、一年目から使ってほしいと大絶賛でした。

最後に、こちらが斉藤さんの予想です。

斉藤和巳氏 2019年セパ順位予想

【セリーグ順位予想】

  • 1位: 読売ジャイアンツ
  • 2位: 広島東洋カープ
  • 3位: ヤクルトスワローズ
  • 4位: 阪神タイガース
  • 5位: DeNAベイスターズ
  • 6位: 中日ドラゴンズ

【パリーグ順位予想】

  • 1位: ソフトバンクホークス
  • 2位: 楽天イーグルス
  • 3位: 日本ハムファイターズ
  • 4位: 西武ライオンズ
  • 5位: 千葉ロッテマリーンズ
  • 6位: オリックスバッファローズ

予想は外れた方がいい、覆すチームがあった方がおもしろいから。

斉藤さんのおっしゃったこともごもっともですが、果たしてどの程度当てられたのか。正解はシーズン後、斉藤さんには答え合わせにも是非ご参加いただきたいです。

本記事内写真:内村大地

『ラブすぽ』ライター:遠藤玲奈
池田高校のやまびこ打線全盛期に徳島に生まれる。慶應義塾大学法学部卒業、東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。選手としての経験はないが、独自の方法で野球の奥深さを追究する。特に気になるポジションは捕手。フルマラソンの自己ベストは3時間31分。

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