前傾角度をキープしようとしない
インパクト以降の両腕や体の動きを見ていきましょう。
フォロースルーの動きに関してですが、バックスイングがコンパクトなゆえに、フォローサイドでもグリップエンドとクラブヘッドの反転が早めに起こります。アスリート系の技術論だと、両腕が伸びてクラブヘッドが、ターゲット方向に放り出されるようなフォロースルーになりますが、今回、フォーカスしている圧力系のスイングではインパクトの後、ヘッドが上にジャンプします。この動作は主に左手で行うようにします。
またフォロースルーにおいて、前傾角度をキープしようとすると動きが止まってしまい、3時から4時のポジションでスイングが終わってしまいます。
ですから、インパクトした後は意識的に前傾姿勢を崩すようにしてください。ヨコ回転のイメージが必要なのはこのタイミングで、そうすることでブレーキが外れ、比較的楽に立ち上がることができると思います。
フィニッシュもコンパクトに
フィニッシュは右腕が首に巻き付くような大きなフィニッシュにはなりません。手元が肩をやや超えるぐらいで十分です。アイアンショットだとクラブのシャフトが真上を向くぐらいで収まります。
パンチショットのようなイメージかもしれませんが、距離はしっかり出ますし、当たりはずれの少ないスイングだと言えます。
【書誌情報】
『70台は楽に出る!「圧力系」インパクトの作り方』
著者:阿河徹
ボールがクラブフェースにきちんと当たる確率を高め、飛距離が十分出る― そんなスイングを実現するため著者ススメているのが「圧力系インパクト」。小さなバックスイングで強いインパクトを実現する。本書では、このインパクトの作り方を写真を数多く用いて解説。70台のスコアも可能にする、ゴルファー待望の一冊だ。
公開日:2019.12.29
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