健康効果が高い魔法の飲み物
●コーヒーを飲むと幸せホルモンが!?
色々な飲み物がある中で、コーヒーの健康効果にも注目が集まっています。コーヒーに含まれるカフェインには、交感神経を優位にして体を活動的にする働きがあるので、目覚めの朝や集中したいときに飲むと、脳が刺激され、気分をすっきりさせてくれます。交感神経が高まることで気持ちが高揚し、落ち込んだ気持ちをアップさせる効果も。末梢血管を拡張させる働きもあるため、血流もアップ。大腸のぜん動運動をスムーズにしてくれるので便秘解消にも効果的なのだとか。
カフェイン以外にも、コーヒーにはポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が含まれます。抗酸化作用があるためシミ、シワの予防、ガンなどの病気の原因になる活性酸素を除去する働きがあります。さらに、腸壁で作られる幸せホルモン(セロトニンやドーパミン)の分泌量を増やす効果があることもわかっており、ハーバード大学の調査結果によると、コーヒーを1日2~4杯飲む成人は男女ともにうつ病患者が少ないのだそう。しかし、こんなに健康効果の高いコーヒーも、飲み過ぎは逆効果です。カフェインの摂り過ぎは、交感神経を刺激し過ぎて自律神経のバランスを乱してしまうのです。就寝前のカフェイン摂取も良質な睡眠を妨げるので注意しましょう。
コーヒー1杯のうれしい効果
コーヒーに含まれるカフェインやポリフェノールにはこんなにたくさんうれしい効果が。
正しいコーヒーの飲み方
正しいコーヒーの飲み方を知ると交感神経を上手にコントロールできます。活動的な毎日になるようぜひ試してみて。
【出典】『原因不明の腰痛は自律神経が9割』
著:小林弘幸/順天堂大学医学部教授 日本文芸社刊
執筆者プロフィール
順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。スポーツ庁参与。順天堂大学医学部卒業、同大学院医学研究科を修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、現職。自律神経研究の第一人者として、トップアスリートや文化人のコンディショニング、パフォーマンス向上指導に携わる。『医者が考案した「長生きみそ汁」』(アスコム)、『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい』(幻冬舎)など、著書も多数。
病院で検査してもわからない……。原因不明の腰痛を“自律神経”から改善する一冊。国内でおよそ3000万人が悩んでいるとも言われている『腰痛』。
腰痛の原因はぎっくり腰やヘルニアなど様々ですが、実はその80%以上が原因不明と言われています。コロナ禍でカラダを動かすことが少なくなったため、「座りっぱなしだったから」「運動不足だから」と腰痛の原因を運動不足や筋肉疲労によるものだと思い込み、原因を突き止めようと病院を受診しても、結果は『異常なし』。よくわからないまま筋弛緩剤や炎症を抑える薬だけ飲むも、なかなかよくならない、という人が多くいます。また、腰痛は気になるがゆえにインターネットで検索すると、ガンや膵炎などの症状と一致することもあり、長く続くと不安に煽られて毎日楽しく生活することができなくなってしまうことも。そんな長引く謎の腰痛ですが、それはストレスと自律神経の乱れから来る現代病『心因性腰痛』かもしれません。本書では、そんな原因不明の腰痛を持つ人に向けて、自律神経の名医が腰痛の原因になっている自律神経を整えて痛みを取る『心因性腰痛』の改善法を紹介します。リラックスするための入浴法から腸がよみがえる食事法、心を軽くするために必要な考え方、生活習慣など、誰でもすぐに実践できる心因性腰痛の改善法を掲載します。しつこい痛みで、マッサージ・整体・針など、どんなに骨や筋肉への治療を試しても良くならない腰痛をお持ちの方にはぜひ読んで頂きたい一冊です。
公開日:2022.04.13
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