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自律神経からくる不調に似た症状の病気とは!?【原因不明の腰痛は自律神経が9割】

Text:小林弘幸

自律神経からくる不調に似た症状の病気

自律神経の乱れと同じく体調不良や、関節など体の痛みに繋がる病気は色々あります。過剰な心配は望ましくないですが、あくまでこういった可能性もあるという点だけご紹介します。

●夜寝られない 朝起きられない
睡眠相後退症候群…いつも布団に入ってから、ずっと眠れない状態。
覚醒障害…朝どうしても起きられない。頭は覚醒しているのに体が動かない。
【対策】
生活習慣の改善を図り、難しい場合は投薬療法やカウンセリング治療を行います。

●頭がクラクラする ふらつく
貧血…疲れや動悸、めまい、息切れなどが発生する。
【対策】
鉄分などをとっても改善しない場合、専門の診療外来の受診を推奨します。

●ネガティブな思考が続く 精神的なストレスがある
強迫性障害…良くない考えが浮かび、考えたくなくても考えてしまう。
心気症…ささいな不安から、重病を疑ってしまう。
【対策】
長く続いている場合は、精神科やカウンセリングの受診を推奨します。

●肩や首のこりや、関節の節々が痛い
膠原病……自己免疫機能により関節痛や体調不良が発生します。
インフルエンザ…ウイルスによる発熱を伴う関節痛が発生します。
【対策】
内科を受診し、治療を行ってください。

【ONEPOINT アドバイス】
他にも似たような症状が現れる病気は多く存在します。体調不良が2週間以上続くような場合は、まずは病院で検査をすることをオススメします。

【出典】『原因不明の腰痛は自律神経が9割』
著:小林弘幸/順天堂大学医学部教授 日本文芸社刊

執筆者プロフィール
順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。スポーツ庁参与。順天堂大学医学部卒業、同大学院医学研究科を修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、現職。自律神経研究の第一人者として、トップアスリートや文化人のコンディショニング、パフォーマンス向上指導に携わる。『医者が考案した「長生きみそ汁」』(アスコム)、『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい』(幻冬舎)など、著書も多数。

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腰痛の原因はぎっくり腰やヘルニアなど様々ですが、実はその80%以上が原因不明と言われています。コロナ禍でカラダを動かすことが少なくなったため、「座りっぱなしだったから」「運動不足だから」と腰痛の原因を運動不足や筋肉疲労によるものだと思い込み、原因を突き止めようと病院を受診しても、結果は『異常なし』。よくわからないまま筋弛緩剤や炎症を抑える薬だけ飲むも、なかなかよくならない、という人が多くいます。また、腰痛は気になるがゆえにインターネットで検索すると、ガンや膵炎などの症状と一致することもあり、長く続くと不安に煽られて毎日楽しく生活することができなくなってしまうことも。そんな長引く謎の腰痛ですが、それはストレスと自律神経の乱れから来る現代病『心因性腰痛』かもしれません。本書では、そんな原因不明の腰痛を持つ人に向けて、自律神経の名医が腰痛の原因になっている自律神経を整えて痛みを取る『心因性腰痛』の改善法を紹介します。リラックスするための入浴法から腸がよみがえる食事法、心を軽くするために必要な考え方、生活習慣など、誰でもすぐに実践できる心因性腰痛の改善法を掲載します。しつこい痛みで、マッサージ・整体・針など、どんなに骨や筋肉への治療を試しても良くならない腰痛をお持ちの方にはぜひ読んで頂きたい一冊です。

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