チューリップ賞(土曜・阪神)芝1600m
3歳牝馬による芝1600mの桜花賞TR、GⅡ。
上位3着までの馬に、優先出走権が与えられます。
データは過去10年ですが、昨年は1着同着。従いまして、10年で勝ち馬は11頭、2着馬は9頭となります。
ステップレースを見ていきましょう。
圧倒的に阪神JF組がよく〔826〕。3着以内が13頭。残る3頭は、2、3、4番人気の馬でした。
クイーンCから〔020〕。4着と5着の馬。
シンザン記念から〔010〕。2着馬。
フェアリーSから〔001〕。3着馬。
OPのエルフィンSから〔111〕。1番人気9着、1番人気2着、2番人気3着の馬。
紅梅Sから〔100〕。1番人気1着馬。
1勝クラスから〔112〕。勝ち馬2頭に、2番人気3着馬と2番人気5着馬。ちなみに、連対した2頭は勝ち馬です。
新馬勝ちから〔010〕。3番人気で勝ち上がった馬。
未勝利勝ちから〔010〕。2番人気で勝ち上がった馬です。
馬券圏内30頭中、26頭が前走で4番人気までに推されていました。
連対20頭中、16頭に芝1600mでの勝ちがあり、2頭は芝1600mの重賞3着以内が、1頭は芝1500mでの勝ちが、もう1頭には芝1400mの重賞勝ち+阪神JFで0秒3差の4着がありました。
さらに、連対20頭中、13頭が2勝以上の馬。
勝ち馬11頭で見ると、10頭が2勝以上、そのうち重賞勝ち馬は7頭です。
前走距離で見ると、芝1600mが〔9810〕、芝1400mが〔200〕、芝1500mが〔010〕。
マイルからの馬が断然です。
キャリア1戦の馬は2着まで、6戦以上の馬の馬券圏内はありません。
こちらも桜花賞本番と同じ舞台で行われるTR。必見です。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第4版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2022.03.02