大阪杯(日曜・阪神)芝2000m
GⅠに格上げされたのが17年のこと。従いまして、データは過去5年です。
1番人気は〔202〕、2番人気は〔111〕、3番人気は〔000〕。
6番人気以下〔130〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。
馬連3ケタはなく、万馬券1本。
ちなみに4番人気が〔112〕。3番人気を除く、1、2、4番人気の馬が、毎年2頭、馬券圏内に来ています。
ステップレースを見ていきましょう。
有馬記念から〔110〕。2着と5着の馬。
ジャパンCから〔001〕。2着馬。
金鯱賞から〔211〕。勝ち馬2頭に、共に3番人気で5、6着の馬。
中山記念から〔111〕。連対2頭に、1番人気5着馬。
京都記念から〔021〕。連対2頭に、5番人気8着馬。
神戸新聞杯から〔001〕。勝ち馬。
チャレンジCから〔100〕。勝ち馬。
馬券圏内15頭すべてが、前走重賞からの馬です。
そのうち14頭は前走で1~3番人気に推されており、残る1頭は5番人気の馬でした。
馬券圏内15頭すべてが、重賞勝ち馬。
さらに、芝2000mのGⅠに3着以内がある馬が9頭、それ以外の6頭には芝1800m~2200mでの重賞勝ちがありました。
連対20頭で見ると、GⅠ勝ち馬が6頭、GⅠに2、3着のある馬が3頭。残る1頭は、デビューから5連勝でGⅢチャレンジCを勝って挑んだ、昨年の勝ち馬レイパパレです。
また、連対10頭中、9頭に阪神芝の重賞の3着以内があり、残る1頭にも阪神芝2000mでの勝ちがありました。
牝馬は〔210〕。当日4番人気までに推されていた馬。
このことはGⅡ時代を含む、過去10年で見ても同様。牝馬の馬券圏内は4番人気までとなっています。
関西馬が〔554〕。関東馬を圧倒しています。
年齢別で見ると、4歳〔224〕、5歳〔321〕、6歳〔010〕。
勝ち馬は4、5歳に限られています。
勝ち馬の4頭、2着馬の4頭、3着馬の4頭までもが、8番枠より内の馬。内枠有利を頭の中に置いておく必要があるかもしれません。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第4版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2022.03.30