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2戦2勝のブラックブロッサムは連対すら厳しい!?【京都新聞杯】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!

Text:長谷川 雄啓

京都新聞杯(土曜・中京)芝2200m

日本ダービーへの“東上最終切符”を賭けた戦い。

例年は京都での施行ですが、今年も昨年に引き続き、中京で行われます。

データは過去10年です。

1番人気は〔231〕、2番人気は〔222〕、3番人気は〔210〕。

6番人気以下〔244〕、2ケタ人気馬〔111〕。

馬連3ケタ2回に、万馬券1本。

昨年は、3、1、2番人気が1~3着と、人気馬が上位を占めましたが、今年は果たして?

ステップレースを見ていきましょう。

皐月賞から〔110〕。10着馬と7着馬。

スプリングSから〔011〕。7着馬と4着馬。

弥生賞から〔001〕。5着馬。

毎日杯から〔211〕。勝ち馬1頭に、4着馬が3頭。

共同通信杯から〔100〕。2番人気10着馬。

きさらぎ賞から〔001〕。3着馬。

OPの若葉Sから〔010〕。1番人気4着馬。

すみれSから〔001〕。2番人気5着馬。

1勝クラスからが最もよく〔664〕。連対13頭に、4、6、7着馬。連対を外したこの3頭も、前々走では連に絡んでいました。

新馬、未勝利勝ちからの馬券圏内はありません。

また、2走続けて連を外していたのは1頭だけ。その1頭も、前々走はGⅠ3着でした。

連対20頭中、15頭に芝2000m以上での勝ち、または芝2000m以上のOPクラス3着以内があり、残る5頭にも芝1800mでの連対歴がありました。

芝1800m未満のレースにしか好走歴のない馬は、苦戦の傾向にあるようです。

また、連対20頭中、9頭にOPクラス3着以内が、9頭に1勝クラスでの連対歴がありました。例外こそあれど、このあたりが連対のためのボーダーラインかと思います。

キャリア2戦以下の馬は3着に1頭のみ、逆に9戦以上の馬の馬券圏内もありません。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 第5版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

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