2点適時打と3盗塁決めた小幡竜平
6月4日に広島東洋カープ由宇練習場で行われたウエスタン・リーグの広島カープ戦に、「2番・遊撃」で先発出場した小幡竜平は、4打数2安打2打点3盗塁。2点タイムリーヒットと3盗塁を決め、1軍昇格へ大きなアピールをした。
4回、先頭打者で打席に立った小幡竜平は、広島カープ先発の小林樹斗の5球目スライダーを捉え、レフトへのヒットを放つと、井上広大の打席で盗塁を試み、見事成功させた。
さらに、遠藤成の犠牲フライで先制した5回、1アウト満塁のチャンスの場面で、広島カープ2番手・坂田怜の初球ストレートをライトへ弾き返し、2点タイムリーヒット。続く原口文仁の打席では初球から二盗を成功させたかと思いきや、三盗も成功させ、この試合3盗塁を決めた。
2点タイムリーヒット含む2安打2打点3盗塁と打って走って躍動した小幡竜平は、打と走では納得の表情を見せたものの、守備では2失策してしまったことについては反省し、更なる進化を求めた。
小幡竜平は、今シーズン開幕1軍をつかんだが、24試合の出場で打率.171と結果を残すことができず、6日に昨年10月に左関節鏡下肩関節唇形成手術を受けた北條史也の昇格を受け、2軍に降格となっていた。
2軍降格後は、1軍投手の150キロ前後の速球に振り負けないようにする為に、無駄のないスムーズなバットの軌道で的確にボールをとらえるバッティングを身につけるべく、日高2軍打撃兼分析担当コーチにアドバイスをもらいながら鳴尾浜で必死にバットを振ってきた。
その結果、5月29日の中日ドラゴンズ戦では、3安打固め打ち&2打点の活躍を見せ、ここ3試合で12打数5安打4打点1四球3盗塁、打率.417と打撃の状態が上向き出している。
小幡竜平には、1軍でも振り負けず、ヒットを量産し、糸原健斗からスタメンを奪い取る活躍を期待したい。
公開日:2022.06.05