GⅢ・エプソムC(日曜・東京)芝1800m
過去10年、1番人気は〔221〕、2番人気は〔311〕、3番人気は〔120〕。
6番人気以下〔126〕、2ケタ人気馬〔002〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券1本。
近年、波乱の度合いが高まっていて、20年は18番人気が3着に来て、3連単は421万馬券!伏兵の台頭には注意が必要です。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
マイラーズCから〔211〕。
新潟大賞典から〔122〕。
他に、ヴィクトリアマイル、京王杯SC、毎日王冠から勝ち馬が。
香港のチャンピオンズマイル、阪神牝馬S、金鯱賞から2着馬が。
中山記念、小倉大賞典、ダービー卿CTから3着馬が出ています。
重賞組は基本、人気、着順不問ですが、マイラーズCだけは2着馬2頭に、2番人気8着馬が2頭と、傾向がはっきりしています。
OPのメイS(15年のモンゴル大統領賞を含む)から〔230〕。3着以内の馬が4頭に、1番人気9着馬。
都大路Sから〔201〕。連対馬。
3勝クラス勝ち馬の〔002〕というのもあります。
連対20頭中、17頭に芝1800mの出走経験があり、15頭に勝ちが、2頭に重賞2着がありました。
また、連対20頭中、19頭に重賞3着以内またはOP勝ちがあり、例外の1頭は東京の芝で3勝クラスを勝ち上がった馬でした。
牝馬は〔110〕。この2頭には、重賞の連対歴がありました。
年齢別で見ておくと、3歳〔000〕、4歳〔664〕、5歳〔311〕、6歳〔133〕、7歳〔002〕。
4歳馬が抜けていいようです。
4角先頭の馬が〔114〕。前述の18番人気3着馬も、逃げ馬でした。前々で運ぶ、人気薄の馬に注目です。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第5版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2022.06.08