GⅢ・函館スプリントS(日曜・函館)芝1200m
函館の開幕週を飾るスプリント重賞。
札幌で行われた昨年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔112〕、2番人気は〔120〕、3番人気は〔202〕。
6番人気以下〔344〕、2ケタ人気馬〔132〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券4本。
波乱のスプリント戦です。
ステップレースを見ていきましょう。
高松宮記念から〔211〕。
桜花賞から〔200〕。
ヴィクトリアマイルから〔011〕。
NHKマイルCから〔011〕。
オークスから〔001〕。
京王杯SCから〔201〕。
阪急杯から〔010〕。
重賞組の人気、着順は不問です。
芝のOPから〔241〕。3着以内5頭に、4着と6着の馬。
ダートのOPから〔010〕。14着馬。
3勝クラスから〔102〕。勝ち馬2頭と、10着馬でした。
連対18頭中、17頭に芝1400m以下の重賞での3着以内またはOP勝ちがありました。
勝ち馬9頭に限れば、8頭にOPクラスの勝ちがありました。
残る1頭は、19年に勝ったカイザーメランジェですが、この年は、有力馬を含む6頭が直前に除外となり、7頭立ての競馬。これを例外と考えれば、勝ち馬にはOPクラスの勝ちが必須ということになります。
また別の見方では、連対18頭中、11頭に重賞勝ちがあり、5頭に芝1200mのOP勝ちが、1頭に重賞2着があり、1頭にOP3着がありました。
さらに、連対18頭中、12頭に芝1200mでの勝ちがあり、5頭に芝1400mまたは芝1600mの重賞勝ちがありました。
牝馬は〔226〕。
最後に年齢別に見ておくと、3歳〔222〕、4歳〔133〕、5歳〔412〕、6歳〔121〕、7歳〔110〕、8歳〔000〕、9歳〔001〕。
このうち、6歳以上で馬券に絡んだ7頭の人気を見ると、6、7、8、10、10、11、14番人気。
人気薄のベテランの激走に注意が必要です。
開幕週の馬場らしく、逃げ馬が〔211〕。近3年は、連続して連絡み。中には10番人気も1頭。逃げ馬は要チェックです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第5版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2022.06.09