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大谷翔平が持つ高校生最速記録を更新し「令和の怪物」の称号を欲しいままにした佐々木朗希の現在地とは!?

Text:福嶌弘

みんな、ネクストステージで頑張っています!夏のスターの現在地2019~2021

28年ぶりの完全試合を達成したバッテリーは3年前と去年まで高校球児だったように今季のプロ野球界はプロ入り3年目以内の若手たちの活躍がいつになく目立っている令和時代・コロナ禍前後の激動の3年を過ごしたスターたちの現在地とは?

佐々木朗希(大船渡)2019夏

●現在は…ロッテでプレー!

まず振り返りたいのが、令和初の甲子園大会となった2019年。この年の目玉は何といっても大船渡の佐々木朗希だった。高校入学時から速球派の投手として地元岩手県では名の知れた存在だったが、一気に全国区になったのがこの年の4月に行われた高校日本代表候補による研修合宿。紅白戦に登板した佐々木は非公式ながら球速163キロをマーク。同郷の先輩である大谷翔平が持つ高校生最速記録を更新し、いつしか「令和の怪物」の称号を欲しいままにした。

しかし、この年の甲子園に佐々木の姿はなかった。夏の県大会で決勝まで進むも、佐々木を擁する大船渡は王者・花巻東に完敗。さらに「故障を予防するため」という理由でこの試合に佐々木は出場しなかったため社会問題になるほどの大きな話題に。図らずして悲運のヒーローとなった佐々木がこの無念を晴らすにはプロの舞台で活躍するほかなかった。

あれから3年。佐々木は4球団競合の末にロッテへドラフト1位で入団し、3年目を迎えた今季、4月10日の対オリックス戦でプロ野球新記録となる19奪三振&28年ぶりの完全試合を達成。高校時代の無念を晴らすかのようにプロの世界で伝説を打ち立て始めた。

出典:『がっつり!甲子園2022』

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