GⅠ・天皇賞・秋(日曜・東京)芝2000m
古馬最高峰のレース。
過去10年、1番人気は〔531〕、2番人気は〔123〕、3番人気は〔111〕。
6番人気以下〔025〕、2ケタ人気馬〔011〕。
馬連3ケタ4回に、万馬券なし。
毎年、1、2番人気が連に絡んでいます。
ステップレースを見ていきましょう。
宝塚記念から〔133〕。3着以内4頭に、5着馬が1頭。3番人気以内に推された馬が2頭です。
安田記念から〔221〕。3着以内3頭に、2番人気に推された馬が2頭。
ダービーから〔100〕。2着馬。
天皇賞・春から〔010〕。勝ち馬。
大阪杯から〔010〕。3着馬。
毎日王冠から〔315〕。3着以内6頭に、7着馬が1頭。2番人気に推された馬が2頭。
札幌記念から〔110〕。1、2番人気で連対した馬。
京都大賞典から〔100〕。勝ち馬。
オールカマーから〔100〕。勝ち馬。
セントライト記念から〔011〕。勝ち馬でした。
馬券圏内30頭すべてが前走はGⅠかGⅡから。
前々走で見ても、GⅠ、GⅡ以外を走っていたのは2頭のみ。この2頭は2頭共、前々走は1番人気で連対を果たしていた馬です。
馬券圏内30頭中、23頭が前走3着以内。ちなみに、2戦続けて掲示板を外していたのは、10年前に勝ったエイシンフラッシュのみ。
連対20頭中、19頭が前走3着以内または3番人気以内に推されていた馬。例外の1頭も、前々走では海外GⅠ2着でした。
また、連対20頭中、19頭に重賞勝ちがあり、そのうち15頭は東京芝での重賞勝ちがありました。
連対20頭の重賞実績の内訳を見てみると、GⅠ勝ちが15頭、GⅡ勝ちが3頭、GⅢ勝ちが1頭。重賞勝ちのない1頭にも、重賞3着が3回ありました。
さらに、連対20頭中、15頭に芝2000mでの勝ちがあり、残りの5頭にも東京芝2000mの重賞での2、3着がありました。
牝馬は〔223〕。
当日、1、2番人気に推されていた馬が6頭。例外の1頭は、19年3着のアエロリット(6番人気)です。
年齢別で見ておくと、3歳〔111〕、4歳〔364〕、5歳〔634〕、6歳〔001〕。
4、5歳馬が互角も、勝つという意味では、5歳馬がいいようです。
外枠不利が言われる、東京芝2000m戦。勝ち馬はすべて12番枠より内の馬。
13番枠より外は〔013〕。
17、18枠の馬券圏内はありません。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第5版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2022.10.26