GⅠ・エリザベス女王杯(日曜・阪神)芝2200m
最強牝馬決定戦。例年は京都で行われるレースですが、20、21年同様、今年も阪神の芝内回りでの施行となります。
データは過去10年です。
1番人気は〔132〕、2番人気は〔101〕、3番人気は〔402〕。
6番人気以下〔362〕、2ケタ人気馬〔110〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。
10年のうち8回で1~3番人気が連に絡むも、ヒモ荒れの傾向に。波乱含みの牝馬GⅠです。
ステップレースを見ていきましょう。
秋華賞から〔231〕。3着以内4頭に、6着馬2頭。
オークスから〔001〕。勝ち馬。
ヴィクトリアマイルから〔001〕。2着馬。
宝塚記念から〔001〕。3着馬。
府中牝馬Sから〔553〕。掲示板10頭に、7着馬3頭。
オールカマーから〔210〕。掲示板確保の馬。
札幌記念から〔101〕。3着馬。
新潟記念から〔001〕。3着馬。
2勝クラスから〔011〕。1番人気1着馬です。
前走で掲示板を外していながら馬券に絡んだのは5頭。府中牝馬S7着馬3頭と秋華賞6着馬2頭です。
また、5歳以上で馬券に絡んだ馬は6頭いますが、すべて前年のエリザベス女王杯で6着以内に頑張っていた馬です。
勝ち馬10頭の前走を見ると、3歳は秋華賞から、4歳以上はGⅠかGⅡからに限られます。
連対20頭中16頭に芝2000m以上の勝ちがあり、残る4頭にはGⅠでの掲示板がありました。
連対20頭のうち、重賞勝ちがあったのは14頭です。
年齢別で見ていくと、3歳〔242〕、4歳〔637〕、5歳〔221〕、6歳〔010〕。
4歳馬がいいようです。
近6年続けて、関西馬が1~3着を独占。今年は関東馬が一矢報いることができるかどうか?注目です。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第5版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2022.11.09