助っ人外国人列伝/アメリカ1980年代編
今回の助っ人外国人列伝は、アメリカ編(80年代)。この時代にアメリカからやって来た助っ人外国人は、チームの中心となった実力者が多く、個性溢れる助っ人が大豊作!
チャンスに強かった強竜打線の一角!引退後は指導者としても成功した
ケン・モッカ
NPB通算4年:(1982~1985)
473試合 打率.304 82本塁打 268打点
●日本文化から真摯に学び、誰からも慕われた助っ人
得点力不足で低迷する中日のクリーンアップ候補として82年に入団したケン・モッカ。ピッツバーグ大卒のインテリのモッカは、異国の野球を理解するために日本文化を学ぶことを心がけ、箸で日本食を食べたり、将棋や麻雀を覚えてチームに溶け込んだ。
もちろん練習熱心で、試合になるとチームプレーに徹した全力プレーで竜ファンにとても愛された助っ人だ。肝心の成績は、中距離ヒッターとして在籍4年で3度の3割超えを記録し、勝負所で広角に打ち分ける打撃が印象的で、82年のペナント制覇に大きく貢献している。
そんなモッカは85年に中日で現役を終えると、アスレチックスやブルワーズなどの監督に就任して地区優勝している。毎年のように中日の次期監督候補の名前が上がっており、待望するファンも少なくない。
出典:『がっつり! プロ野球(32)』
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公開日:2023.01.21