知っておくべき数値の話
肝臓におけるたんぱく質の代謝に関わる3つの酵素の数値を調べることで、脂肪肝の疑いがあるかどうかが簡単にわかります。
ALT(GPT)【一般的な基準値】 10~30U/L
【理想値】 5~16U/L
アミノ酸をつくるときに使われる酵素で、糖質をとり過ぎると最初にこの数値が上がります。肝細胞が破壊されると血中に放出されるため、数値が高いと脂肪肝が進行している可能性があります。
AST(GOT)【一般的な基準値】 10~30U/L
【理想値】 5~16U/L
アミノ酸をつくるときに使われる酵素で、肝臓や筋肉に多く含まれています。肝臓だけでなく、筋肉が破壊されたときにも数値が上がるため、ALT の数値との比較で脂肪肝かどうかを見ます。
γ-GTP【基準値】 男性:10~50U / L 女性:10~30U / L
肝臓や胆道に異常があると数値が上昇します。アルコール性肝障害の目安とされていますが、糖質のとり過ぎやストレスによっても比較的容易に数値は上がります。
出典:『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』著/栗原毅
【書誌情報】
『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』
著:栗原毅
世の中には筋トレ法や痩せる食事術などもたくさんありますが、「なかなか長続きしない」「何をやっても痩せない…」という声も多くあります。それは、頑張って続けていてもすぐに結果が出ないものが多い、ということに加え、過度な食事制限によるストレスで一度爆発してしまうとそれ以降は元の食事に戻ってしまう、といった理由が挙げられます。そんな痩せたいけどなかなか結果がでない……という人に向けて40年以上脂肪肝などの内臓脂肪を研究してきた名医が考案した全く新しい『自動痩せプログラム』を紹介します。そもそも人間がなかなか痩せない最大の理由は『脂肪肝』にあります。人間が痩せるために必要な『代謝機能』を司るのが肝臓ですが、そこに脂肪がたっぷり付いた脂肪肝になると肝臓の機能は半減し、結果として糖などを脂肪として溜め込みやすい体になってしまいます。本書ではそんな脂肪肝をたった1週間で改善し、若い頃のような食べても太らない代謝機能をよみがえらせるすごい方法を紹介します。
公開日:2023.02.15