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人気でも④アートハウスはハズせない&穴なら⑤サトノセシルの理由とは!?【中山牝馬S】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!

Text:長谷川 雄啓

中山牝馬S(土曜・中山)

牝馬限定のハンデ戦。芝1800m戦、GⅢ。

14年は2着同着。従いまして、過去10年で2着馬は11頭、3着馬は9頭となります。

 

1番人気は〔123〕、2番人気は〔020〕、3番人気は〔210〕。

6番人気以下〔435〕、2ケタ人気馬〔132〕。

馬連3ケタ1回に、万馬券2本。

上位人気馬に信頼が置けず、昨年の3連単は173万馬券!波乱の牝馬のハンデ重賞です。

 

ステップレースを見ていきましょう。

エリザベス女王杯から〔100〕。7着馬。

有馬記念から〔010〕。10着馬。

日経新春杯から〔101〕。3着と12着の馬。

府中牝馬Sから〔010〕。13着馬。

愛知杯から〔423〕。人気、着順は不問。

ターコイズS(OPも含む)から〔122〕。4着以内の馬。

京都牝馬Sから〔101〕。16着と3着の馬。

中山金杯から〔020〕。4着と5着の馬。

東京新聞杯から〔010〕。6着馬。

小倉大賞典から〔001〕。8着馬。

OPから〔200〕。1番人気8着と2番人気10着の馬。

3勝クラスから〔011〕。連対馬。

2勝クラスから〔010〕。勝ち馬です。

 

トップハンデは、10年で16頭いて〔130〕。

勝ち馬のハンデは56~52キロで、平均すると53.7キロ。

2着馬は56~50キロで、平均53.64キロ。

3着馬は56~51キロで、平均53.56キロ。

 

連対21頭中、19頭に芝1800mまたは芝2000mでの勝ちがあり、残る2頭は芝1600mと中山の芝に勝ちがあった馬です。

また、連対21頭中、15頭に重賞3着以内があり、重賞4着馬、5着馬が1頭ずつ、重賞で勝ち馬から0秒2差以内がある馬が2頭。残る2頭は、前走で3勝クラスを勝ち上がった馬と、前走で2勝クラスを勝っての格上挑戦でしたが、さかのぼれば過去にOP2着があった馬です。

ちなみに、最も好走馬を輩出している愛知杯ですが、15年までは12月の施行。前々走で愛知杯を走っていた馬も含めると〔535〕となります。

昨年こそ、馬券に絡めませんでしたが、13~21年は9年連続で愛知杯出走馬が馬券圏内に。今年も要注目のレースと言えそうです。

 

最後に年齢別で見ていくと、4歳〔321〕、5歳〔665〕、6歳〔131〕、7歳〔002〕。

5歳馬が抜けていいようです。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 第6版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

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