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⑮ココクレーターは1800mを経験しているのに勝ち鞍が1600mのみで、間違いなく危ない人気馬!【フラワーカップ】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!

Text:長谷川 雄啓

フラワーC(土曜・中山)

3歳牝馬限定の芝1800m戦、GⅢ。

データは過去10年ですが、14年は2着同着。従いまして、10年で2着は11頭、3着は9頭です。

 

1番人気は〔313〕、2番人気は〔421〕、3番人気は〔120〕。

6番人気以下〔143〕、2ケタ人気馬〔111〕。

馬連3ケタ1回に、万馬券2本。

人気馬好走の一方で、人気薄の台頭も見られる、難解な牝馬重賞です。

 

ステップレースを見ていきましょう。

阪神JFから〔011〕。4着馬と3着馬。

朝日杯FSから〔010〕。5着馬。

フェアリーSから〔110〕。2着馬と7着馬。

OP時代のアルテミスSから〔010〕。2着馬。

1勝クラスから〔547〕。勝ち馬12頭に、2、3、6、7着の馬が1頭ずつ。

新馬勝ちから〔200〕。

芝の未勝利勝ちから〔230〕。

ダートの未勝利勝ちから〔001〕。

 

連対21頭中16頭に芝1800mまたは芝2000mでの勝ちがあり、残る5頭はここが初の芝1800m戦で、5頭すべてに芝1600mでの勝ちがありました。

また、この5頭のうち、2頭は無敗、3頭は重賞出走歴を持ち、勝ち馬から0秒5以内の成績があった馬です。

 

キャリアは不問ですが、ここが今年初戦という馬は、2着までとなっています。

 

勝ち馬10頭すべて、4コーナー4番手以内の馬。先行馬を狙えとデータは語ります。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 第6版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

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