大阪杯(日曜・阪神)
芝内回りの2000m戦、GⅠ。
GⅠに格上げされたのが、17年のこと。従いまして、データは過去6年です。
1番人気は〔202〕、2番人気は〔111〕、3番人気は〔010〕。
6番人気以下〔231〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。
馬連3ケタはなく、万馬券2本。
毎年1~3番人気の馬が馬券圏内に来ている一方で、6番人気以下の馬が馬券に絡まなかったのは20年のみ。ひと捻りが必要なGⅠです。
ステップレースを見ていきましょう。
有馬記念から〔110〕。2着と5着の馬。
ジャパンCから〔001〕。2着馬。
金鯱賞から〔321〕。掲示板5頭と、3番人気6着馬。
中山記念から〔111〕。掲示板確保の馬。
京都記念から〔021〕。連対2頭に、5番人気8着馬。
神戸新聞杯から〔001〕。勝ち馬。
チャレンジCから〔100〕。勝ち馬。
小倉大賞典から〔001〕。勝ち馬。
馬券圏内18頭の前走は、すべて重賞から。
1~3番人気に推されていた馬が16頭。残る2頭も4、5番人気。人気と着順が、どちらも“6”より大きかった馬の馬券圏内はありません。
馬券圏内18頭中、17頭に重賞勝ちがあり、残りの1頭にも重賞2着がありました。
また、10頭に芝2000mのGⅠ3着以内があり、1頭には同距離GⅡに2着が、7頭に芝1800m~2200mの重賞勝ちがありました。
連対12頭で見ても、GⅠ勝ち馬が7頭、GⅠに2、3着のある馬が3頭。残る2頭は、GⅡ2着がある昨年の勝ち馬ポタジェと、5連勝でGⅢを勝って臨んだ21年の勝ち馬レイパパレ。
重賞実績のハードルは高めに設定してよさそうです。
加えて、阪神芝での重賞に3着以内を持つ馬が10頭。残りの2頭には、阪神芝2000mに勝ちがありました。
コース実績もポイントになりそうです。
牝馬は〔220〕。現在3年連続連対中で、4頭すべてが当日4番人気までに推されていました。
年齢別で見ておくと、4歳〔225〕、5歳〔431〕、6歳〔010〕。
5歳馬が最もよく、勝ち馬は4歳と5歳の2世代のみ。また、7歳以上の馬券圏内はありません。
関西馬が〔665〕。阪神実績の有無も関係しているのか、関東馬を圧倒しています。
最後に枠順ですが、勝ち馬6頭中5頭が8番枠より内の馬。
ちなみに2着4頭、3着5頭もひとケタ馬番でした。
内枠有利を頭の中に置いておくといいかもしれません。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第6版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2023.03.29