京王杯スプリングC(土曜・東京)
芝1400m戦、GⅡ。
過去10年、1番人気は〔400〕、2番人気は〔233〕、3番人気は〔100〕。
6番人気以下〔154〕、2ケタ人気馬〔120〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券1本。
1000円台も1回だけですから、波乱の重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
高松宮記念から〔622〕。3着馬が1頭いますが、残る9頭は馬券圏外。
マイラーズCから〔012〕。人気、着順は不問。
阪神Cから〔001〕。勝ち馬。
ダービー卿CTから〔223〕。3着以内5頭に、5着と10着の馬。
東京新聞杯から〔131〕。3着以内4頭に、5着馬。
京都牝馬Sから〔020〕。共に2着馬。
OPから〔101〕。5着と6着の馬。
馬券圏内30頭すべて、前走OPクラスから。
前走でGⅠ、GⅡを走っていたのは14頭。人気、着順は不問です。
GⅢ以下からの16頭を見ると、掲示板確保の馬が14頭。残る2頭は、4番人気6着(OP谷川岳S)と10番人気10着(ダービー卿CT)の馬でした。
勝ち馬10頭中、6頭が芝1200mの高松宮記念から、4頭が芝1600mのレースから。
馬券圏内30頭で見ても、芝1200mからの馬は高松宮記念組のみ。前走が芝1400mだった馬は2着までとなります。
また、勝ち馬10頭中7頭に重賞勝ちがあり、2頭には複数回の重賞2、3着がありました。例外の1頭は、前々走で3勝クラスを勝ち、前走が初のOPで5着だった、18年のムーンクエイクです。
牝馬は〔120〕。
最後に年齢別で見ていくと、4歳〔405〕、5歳〔343〕、6歳〔132〕、7歳〔120〕、8歳〔110〕。
ベテランの頑張りに注意が必要です。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第6版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2023.05.12