高山俊が2試合連続マルチヒット
5月18日、ナゴヤ球場で行われたウエスタン・リーグの中日ドラゴンズ戦に、「1番・左翼」で先発出場した高山俊は、3打数2安打1四球。2試合連続マルチヒットを記録し、直近5試合での打率.438と打撃好調で、1軍昇格へアピールした。
初回、先頭打者で打席に立った高山俊は、中日ドラゴンズ先発の梅津晃大の3球目149kmストレートをレフトへ運び、出塁。
さらに9回、先頭打者で打席に立つと、中日ドラゴンズ5番手・松山晋也の4球目147km外角ストレートをレフトへ打って、2試合連続マルチヒットを記録。前川右京のタイムリーヒットを呼び込んだ。
高山俊は、岡田監督から復活を期待され、春季キャンプは1軍スタートも、開幕は2軍で迎えていた。ウエスタン・リーグ開幕後も打率1割台と苦しんだが、4月の後半からヒットがコンスタントに飛び出すようになり、打率.244にまで上昇させた。
直近5試合では、16打数7安打3四球、2試合連続マルチヒットなど3度のマルチヒットを記録し、打率.438と打撃好調を維持している。
森下翔太が2軍に降格してからライトのポジションは固定されず、ミエセス、井上広大、小野寺暖、島田海吏らが激しい争いを繰り広げている。そのライトスタメン争いに、高山俊も割って入るべく、今シーズン1軍初昇格を目指している。
高山俊が1軍昇格を果たし、岡田監督が待ち望んだ本来の姿を発揮し、佐藤輝明、大山悠輔と共に阪神タイガース打線を牽引する存在になってもらいたい。
公開日:2023.05.19