函館スプリントS(日曜・函館)
函館の開幕週を飾るスプリント重賞。芝1200m戦、GⅢ。
札幌で行われた21年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔202〕、2番人気は〔020〕、3番人気は〔202〕。
6番人気以下〔354〕、2ケタ人気馬〔132〕。
馬連3ケタはなく、万馬券4本。
波乱の短距離重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
桜花賞から〔300〕。
高松宮記念から〔201〕。
ヴィクトリアマイルから〔011〕。
NHKマイルCから〔011〕。
オークスから〔001〕。
京王杯SCから〔201〕。
阪急杯から〔010〕。
重賞組は人気、着順不問です。
芝のOPから〔143〕。4着以内7頭に、6着馬1頭。
ダートのOPから〔010〕。14着馬。
3勝クラスから〔111〕。1、2番人気で勝った馬です。
連対18頭中、16頭に芝1400m以下の重賞での3着以内またはOP勝ちがありました。
勝ち馬9頭に限れば、8頭にOPクラス勝ちがあり、残る1頭は19年優勝のカイザーメランジェ。この年は、有力馬を含む6頭が直前に除外となり、7頭立ての競馬に。これを例外と考えれば、勝ち馬にはOPクラス勝ちが必須ということです。
また、連対18頭中、11頭に重賞勝ちがあり、1頭に重賞2着が。さらに4頭にOP勝ちがあり、1頭にOP3着がありました。残る1頭は、ここがOPが初という昨年2着のジュビリーヘッドです。
連対18頭中、12頭に芝1200mの勝ちがあり、5頭に芝1400mまたは芝1600mの重賞勝ちがありました。
牝馬は〔325〕。勝った3頭は、すべて桜花賞からの3歳馬。50キロという軽量を味方につけての快走でした。
年齢別に見ておくと、3歳〔322〕、4歳〔123〕、5歳〔322〕、6歳〔120〕、7歳〔111〕、8歳〔000〕、9歳〔001〕。
6歳以上で馬券に絡んだ7頭の人気は、6、7、8、10、10、13、14番人気。人気薄のベテランの激走に注意が必要です。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第6版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2023.06.08