ラジオNIKKEI賞(日曜・福島)
3歳限定のハンデ重賞。芝1800m戦、GⅢ。
過去10年、1番人気は〔220〕、2番人気は〔201〕、3番人気は〔200〕。
6番人気以下〔276〕、2ケタ人気馬〔021〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券3本。
現在、4年連続で1番人気が馬券に絡んでおらず、毎年7番人気以下の伏兵が馬券圏内にいるという波乱の重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
NHKマイルCから〔012〕。
皐月賞から〔011〕。
ダービーから〔010〕。
オークスから〔010〕。
青葉賞から〔101〕。
京都新聞杯から〔100〕。
重賞組はすべて掲示板外しの馬。GⅠからは2着までとなっています。
OPのプリンシパルSから〔311〕。勝ち馬3頭は1、3着馬と1番人気4着馬、あとは11着と17着の馬。
白百合Sから〔210〕。勝ち馬2頭に、3着馬1頭。
2勝クラスから〔101〕。7着と9着の馬。
1勝クラスから〔244〕。勝ち馬9頭に、2着馬1頭。この2着馬はラジオNIKKEI賞3着まででした。
馬券圏内30頭すべてが、4月以降に1戦はしていました。
トップハンデは10年で18頭いて〔210〕。
勝ち馬のハンデは56.5~53キロで、平均すると54.55キロ。
2着馬は55~53キロで、平均53.9キロ。
3着馬は56~52キロで、平均53.7キロ。
注目すべきはハンデ53キロの馬で〔144〕。この9頭の人気を見ると、9番人気3頭、8番人気3頭、他の3頭も6、11、12番人気。
8年連続で馬券に絡んでいて、具体的にあげてみると、12番人気3着、9番人気2着、8番人気2着と9番人気3着、9番人気3着、6番人気3着、8番人気優勝、11番人気2着、8番人気2着。
53キロで人気薄なら、黙って“買い”かもしれません。
連対20頭中、19頭に芝1800mまたは2000mでの勝ちがあり、例外の1頭(13年2着カシノピカチュウ)には重賞連対歴(ファルコンS2着)がありました。
牝馬は〔010〕。
逃げ馬が〔123〕と頑張っているのと、捲るタイプの馬の好走もあります。小回り適性は要チェックです。
最後に、勝ち馬10頭中6頭が1~3番枠の馬。残る4頭は9、11、11、14番枠。
2着で見ても、7頭が7番枠より内の馬。残る3頭は10、11、12番枠。
内枠に好走馬が多いことを、頭の中に置いておくといいかもしれません。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第6版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2023.06.29