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早稲田卒20代若手起業家が掲げるビジョン『スポーツの夢の国』とは!?

「他人事」が「自分事」に。起業のきっかけは、親友の一言

ーその後、大学4年の2015年に今の事業の前身を始め、翌2016年に「Ascenders」を創業しました。

「卒業時に月60万くらい稼げていたので、これはもう社会人で給料をもらうよりはこのまま株式会社にしてしまおうと。オリンピックイヤーでしたし、それに失敗するなら若いうちにした方がいいという感じでした」

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ースポーツ分野で起業をしようと思ったのはどうしてですか?

「もともと大学時代にお世話になっていた人に、”スポーツ分野で起業したらいい”と言われていました。後押しになったのは、小学校時代のチームメートで今はBリーグでプレーしている宇都直輝選手の一言です。”セカンドキャリアどうしようかな”という言葉を聞いて、それまで他人事だったことが急に身近なことのような感覚になったんです。”彼ができる仕事って何だろう”という思いが今の仕事にも受け継がれているんです」

ー彼の一言もあって、「人材領域」でスタートしたのですね。

「スポーツって人がいないとできないんですよ。例えば僕はビジョンとして”スポーツの夢の国を創る”と掲げている。アメリカにあるIMGアカデミー(世界最大級の総合スポーツ施設)みたいなものを作りたいと思っていて、でも日本で3社くらい企画ベースまでいってたのに結局やめちゃった大手企業があって、その理由が3社とも”人がいないからできない”っていわれたんですよ場所もお金もあるのに、人がいないからできない。だったら人にフォーカスした専門的な人材を育てて、アカデミーを作れる人材でチームを形成していこうというのが、今の事業のもとになっています」

ー大変だったことってありますか。

「いっぱいあります。自分が食べていくことと、会社を食べさせていくことは全然違いました。自分が食べに行くことはすごく簡単だと思ったんですけど、自分が稼げばいいだけなので。でも会社という仕組みを作って中にいる人たちに給料を与える立場になるとわけが違うので、何でだろうと悩んだ時期はありました」

【インタビュー】 Ascenders株式会社 橋本貴智

◆経歴◆
1991年生まれ。小学校から高校まで10年間バスケットボールをプレー。強豪・八王子高校ではキャプテンを務める。早稲田大学社会学部卒。2016年、Ascenders株式会社を創業。 一般社団法人JapanSportsHub 代表理事も務める。マンガとアニメが大好き。将来絶対やりたいことはパン屋さん。

【取材元】スポジョバ〜スポーツ業界に特化した求人メディアサイト〜
取材・構成=久下真以子
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