喜多隆介が今シーズン5度目のマルチヒットで7月打率.571
7月8日、ジャイアンツ球場で行われたイースタン・リーグのヤクルトスワローズ戦に、「9番・捕手」で先発出場した喜多隆介は、3打数2安打1打点。一挙5点の猛攻呼び込むタイムリーヒットを放つなど、今シーズン5度目のマルチヒットを記録。7月打率.571と打撃好調で、1軍昇格へアピールした。
4回、2アウト1、3塁のチャンスの場面で打席に立った喜多隆介は、ヤクルトスワローズ先発の梅野雄吾の3球目136kmスライダーをセンターへ弾き返すタイムリーヒットを放ち、ウォーカーのこの試合2本目となる3号2ランホームランを呼び込んだ。
さらに、6回ノーアウト1塁の場面で、喜多隆介はヤクルトスワローズ3番手・長谷川宙輝の3球目141kmツーシームをレフトへヒットを放ち、今シーズン5度目のマルチヒットを記録。ノーアウト1、2塁とチャンスを演出し、巨人は松原聖弥のショートゴロの間に1点をあげた。
喜多隆介は小松大谷高から京都先端科学大を経て、2021年育成ドラフト2位で巨人に入団し、2021年途中に支配下登録されていた。昨シーズンは1軍で初スタメンを経験し、2022年9月7日のDeNAベイスターズ戦で、7回に小林誠司の代打で途中出場し、1打数1安打2打点。プロ初ヒットと初打点を記録していた。
1軍では現状、スタメンマスクを被る大城卓三、打率.000と今シーズン未だヒットがない小林誠司、1軍再昇格を果たした岸田行倫の3人体制となっている。
喜多隆介にはさらに2軍でしっかりと結果を残し、まずは打率.000と今シーズン未だヒットがない小林誠司から1軍捕手の座を奪い取る活躍を期待したい。
公開日:2023.07.09