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阪神/戸井零士が決勝の先制適時二塁打!プロ入り後初盗塁に2試合連続適時打で1軍昇格へアピール

戸井零士が2試合連続適時打となる先制のタイムリーツーベースヒット

7月14日、由宇浜球場で行われたウエスタン・リーグの広島カープ戦に、「9番・遊撃」で先発出場した戸井零士は、3打数2安打1打点1盗塁。決勝点となる先制のタイムリーツーベースヒットを放ち、2試合連続適時打。プロ入り後初盗塁を決めるなど、1軍昇格へ打って走ってアピールした。

3回、1アウト走者なしで打席に立った戸井零士は、広島カープ先発の黒原拓未の4球目ストレートをレフトへヒットを放つ。山本泰寛の打席では盗塁を敢行し、見事成功させ、プロ入り後初盗塁をマーク。

さらに、戸井零士が7回2アウト1塁の場面で打席に立つと、一塁走者の遠藤成が盗塁を成功させ、2アウトながらランナー2塁と先制のチャンスを演出。広島カープ2番手・岡田明丈の4球目フォークをレフトへ先制のタイムリーツーベースヒットを放った。

戸井零士は、2022年ドラフト5位で阪神タイガースに入団したルーキーだ。天理高校では高校通算13本塁打を放ち、甲子園に3度出場し、堅実に守るショートの守備も評価されていた。高校時代は春に2度、夏に1度甲子園に出場したがホームランは打てていなかった。

12日の中日ドラゴンズ戦では、5月17日の中日ドラゴンズ戦以来のヒット、打点を挙げたのは6月15日のソフトバンクホークス戦以来となる2点タイムリーリーツーベースヒットを放っており、2試合連続適時打を記録。7月に入り、10打数3安打3打点1盗塁、打率.300と打撃好調を維持している。

1軍では木浪聖也と小幡竜平が阪神タイガースの正遊撃手争いを繰り広げているが、そこに割って入る存在にまで成長してくれることを岡田監督も期待しているはずだ。

近本光司の離脱に、打撃不振で低調が続く佐藤輝明が打てず、低調の阪神タイガース打線の起爆剤として、戸井零士が1軍昇格を果たすことができるか注目だ。

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