エルムS(日曜・札幌)
ダート1700m戦、GⅢ。
函館で行われた13年と21年を除く、データは過去8回です。
1番人気は〔112〕、2番人気は〔311〕、3番人気は〔110〕。
6番人気以下〔223〕、2ケタ人気馬〔011〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券なし。
毎年1~3番人気が1頭は馬券圏内に。広義の軸は、人気馬でよさそうです。
ステップレースを見ていきましょう。
交流GⅠの東京大賞典から〔100〕。6着馬。
旧JCダート(現チャンピオンズC)から〔001〕。14着馬。
平安Sから〔121〕。人気、着順は不問です。
プロキオンSから〔020〕。5着と6着の馬。
アンタレスSから〔011〕。連対馬。
交流GⅢのマーキュリーCから〔002〕。1着と4着の馬。
同じく、名古屋大賞典から〔001〕。4着馬。
OPのマリーンSから〔521〕。3着以内7頭に、1番人気4着馬。
大沼Sから〔011〕。3番人気6着馬と、勝ち馬。
3勝クラスから〔100〕。1番人気1着馬です。
最も好相性のマリーンSからの馬が、現在6年連続で連対中。函館で行われた21年はワンツー、札幌に戻った昨年は1~3着独占ですから、今年も要注目のステップレースと言えそうです。
連対16頭中15頭に、OPクラスのダート1700~1900mでの連対歴があり、例外の1頭は16年優勝のリッカルド。この馬、ここが昇級初戦、初のOPクラスでの競馬でした。
牝馬は〔010〕。苦戦の傾向です。
年齢別で見ていくと、3歳馬の出走はなく、4歳〔221〕、5歳〔522〕、6歳〔124〕、7歳〔010〕、8歳〔010〕、9歳〔001〕。
5歳馬がいいようです。
連対16頭すべてが、4コーナーを5番手以内で回っています。これを3着で見ても8頭中6頭があてはまります。
逃げ、先行タイプを中心に馬券を組み立てたいレースです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第6版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2023.08.02