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岡田監督も無視できない!阪神/遠藤成が先制の2号ソロHRで2試合連発となる野口恭佑の4号ソロホームラン呼んだ

遠藤成が2試合ぶりの3号先制ソロホームラン

8月5日、ほっともっとフィールド神戸で行われたウエスタン・リーグのオリックス・バファローズ戦に、「2番・二塁」で先発出場した遠藤成は、4打数2安打1打点1HR。先制の2号ソロホームランを放つなど、今シーズン14度目のマルチヒットを記録。持ち前の思いきりのいい打撃で1軍昇格へアピールした。

初回、1アウト走者なしで打席に立った遠藤成は、オリックス・バファローズ先発のコットンの初球146kmストレートを捉え、センターバックスクリーン左へ放り込む先制の2号ソロホームラン。この一打が阪神タイガース打線にいい流れを作り、2試合連発となる野口恭佑の4号ソロホームランを呼び込んだ。

さらに、5回2アウト1塁の場面。遠藤成はオリックスバファローズ2番手・本田仁海の5球目フォークをセンターへ運び、2アウトながら1、3塁のチャンスを演出する。

遠藤成は、2019年にドラフト4位で阪神タイガースに入団した高卒4年目の遊撃手だ。今シーズンは、1軍デビューへ向け、2軍で確固たる数字を残し、1軍昇格を目指すべく鍛錬を積んできた。

今シーズンは、下半身が伸びないように、前足で壁を作る意識を持ったことで上下のブレが少なくなり、下半身が安定。ボール球に手を出すことも減り、凡打の状態も良くなった。

昨シーズンは二塁打3本、三塁打1本と高校通算45本塁打を誇る思いきりのいい打撃が影を潜めていたが、下半身が安定したことにより、今シーズンはすでに二塁打6本、三塁打5本を記録。7月27日のソフトバンクホークス戦では今シーズン初アーチを満塁ホームランという最高の形で飾っていた。

打率も現在は打率.289と3割を少し切っているが、4月16日のソフトバンクホークス戦から7月6日のソフトバンクホークス戦までの約3ヶ月間、一度も3割を切らず、打撃絶好調を維持。和田2軍監督も遠藤成の成長ぶりを絶賛している。

有言実行の確固たる数字を残し続ける遠藤成を岡田監督も無視できない存在になっているはずだ。

今季初アーチが満塁ホームランと打撃好調を維持する遠藤成が1軍昇格を果たし、木浪聖也と小幡竜平の阪神タイガース正遊撃手争いへ割って入る存在になれるか注目だ。

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