山瀬慎之助がタイムリーヒットを放つなど2打点の活躍
9月18日、ジャイアンツ球場で行なわれたイースタン・リーグの楽天イーグルス戦に、「8番・捕手」で先発出場した山瀬慎之助は、2打数1安打2打点2四球。タイムリーヒットを放つなど2打点の活躍で、1軍再昇格へアピールした。
3回、1アウト3塁のチャンスの場面で打席に立った山瀬慎之助は、楽天イーグルス先発のバニュエロスの初球149kmストレートをレフトへ弾き返すタイムリーヒットを放った。
山瀬慎之助は、5月5日の中日ドラゴンズ戦でヒットを放つなど、1軍で少ない出場機会の中でも結果を残そうと食らいついていたが、5月28日に2軍降格となっていた。
打球が上がらなくなっていた山瀬慎之助は、7月11日の試合後の練習で橋本2軍外野守備兼打撃コーチとフォームをチェックし、少し前傾姿勢で打席に立つように調整したことで、好感触を掴み、12日の楽天イーグルス戦で早速ホームランと最高の結果を残していた。
8月に入り、ヒットが止まっていた山瀬慎之助だが、8月19日のヤクルトスワローズ戦で11試合ぶりのヒットを放つと、20日のヤクルトスワローズ戦でもヒットを放ち、2試合連続安打を記録。9月6日の日本ハムファイターズ戦では7月12日の楽天イーグルス戦以来、23試合ぶりのホームランを放ち、打撃復調の気配を見せていた。
1軍では現状、スタメンマスクを被る大城卓三、チーム130試合目で今季シーズン初安打を放った小林誠司、1軍再昇格を果たした岸田行倫の3人体制となっているが、山瀬慎之助は3番手キャッチャーとして1軍昇格する気は毛頭ない。レギュラーキャッチャーとして1日でも早くレギュラーになりたいという気持ちが強い。
それでもレギュラーキャッチャーになる近道は1軍に昇格し、打撃で少ないチャンスをものにする結果を残し続けることだろう。山瀬慎之助には、まず今シーズンヒット1本のみの小林誠司から1軍捕手の座を奪い取ってもらいたい。
公開日:2023.09.19