神戸新聞杯(日曜・阪神)
3歳馬による菊花賞TR。芝2400m戦、GⅡ。
上位3着までの馬に、優先出走権が与えられます。
中京で行われた20~22年を除く、データは過去7回です。
1番人気は〔510〕、2番人気は〔121〕、3番人気は〔112〕。
6番人気以下〔033〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。
馬連3ケタ4回に、万馬券なし。
勝つのは1~3番人気ですから、堅めのTRです。
ステップレースを見ていきましょう。
ダービー組が圧倒的で〔642〕。4着以内9頭に、9、10、11着の馬。掲示板外しの3頭は、すべて前々走で重賞2着。ただし、神戸新聞杯では2着までとなっています。
ラジオNIKKEI賞から〔001〕。2着馬。
OPの若葉Sから〔001〕。2着馬。
白百合Sから〔001〕。2番人気7着馬。
3勝クラスから〔100〕。勝ち馬。
2勝クラスから〔032〕。連対馬です。
連対14頭すべてに、OPクラスへの出走歴がありました。
また、当日6番人気以下で馬券に絡んだのは6頭。そのうち前走ダービー出走馬は1頭、14年2着のサウンズオブアースしかいません。残る5頭の多くがいわゆる“夏の上がり馬”。TRらしく、何とか権利をと、狙ってくる馬の2、3着に注意が必要です。
勝ち馬はダービー4着以内か、古馬混合の3勝クラス勝ち馬。ハードルは高めに設定してよさそうです。
キャリア4戦以下は3着まで。逆に、10戦以上の馬券圏内はありません。
中京で行われた21年、ダービー馬シャフリヤールがキャリア4戦で挑んで4着。22年は、デビュー2戦2勝のパラレルヴィジョンが7着。1番人気の馬がキャリアの壁にぶつかって敗れています。
今年もキャリアの浅い馬が人気上位になりそうですが、果たしてジンクスを破ることができるのか?注目です。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第6版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2023.09.21