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国文学科出身。西武名物ウグイス嬢が語る「スポーツ業界への辿り着き方」とは?

埼玉西武ライオンズ ウグイス嬢 鈴木あずさ氏インタビュー③

ーー改めて、プロ野球の世界にはいろんな仕事があって、入り口もさまざまだということを実感します。

鈴木:私はやっぱりスポーツが大前提として「好き」なんですよね。昔、野球に興味を持つのと同じくらいのタイミングでソウル五輪をテレビで見て夢中になったんです。
勉強や仕事で忙しかったり疲れていてもつい見てしまう、引き込まれてしまうスポーツの魅力って何なんだろう?と思っていました。
スポーツには人を元気にさせる力がありますよね。

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ーー本当にそう思います。オリンピックも鈴木さんの原点だったのですね。

鈴木:競技はもちろん、施設にも目が行っていましたね。大きいものが好きなんですかね?(笑)
スピードスケートのリンクでも、フィギュアスケートのアリーナでも、テレビや写真で見ていたものを実際に見たときの感動って大きいじゃないですか。ああいうのが中毒になってしまう。
野球にしても、そういう部分があると思います。

ーー施設やスポーツが好きな気持ち、そしてガイドの経験。全てが今につながっていますね。

鈴木:ただ、これからスポーツ業界に携わりたいと思っている人が「スポーツをしていなければならない」「スポーツ業界の勉強をしなきゃいけない」ということはないと思っています。
例えば車や語学など、一見スポーツとは関係なさそうな分野に興味があったとしても、それをどれかに絞って辞める必要はない。むしろその知識を少しずつでもいいから磨いて、いっぱい増やしていく。
そうするとどこかに扉ができてスポーツにまたつながったり、やりたいことが具体的に見えてくると思うので、今は好きなものを追いかけてほしいと思います。私も大学は国文学科ですし。

ーーそうなんですか?

鈴木:はい。そこから全然違うものに興味を持って中国に留学したり、バイクに乗りたいと思って免許を取ったりしました。
スポーツにこだわらずに、自分がただ1つ好きだって言えるものや、これだったら誰にも負けないみたいなものを身に着けるほうがいいんじゃないかな。

【インタビュー】埼玉西武ライオンズ ウグイス嬢 鈴木あずさ
◆経歴◆
北海道出身。埼玉西武ライオンズ社員。2004年からホームゲームでのウグイス嬢を務める。日本ハム・杉谷拳士選手への「杉谷いじり」はメットライフドームの名物になっており、「中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞2018」(フジテレビ)では珍プレー大賞を受賞した。スタジアムやアリーナなどの「大きい建物」が大好き。

【取材元】スポジョバ〜スポーツ業界に特化した求人メディアサイト〜
取材・構成=久下真以子
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