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⑥リバティアイランドの相手には紫苑S組を添えたいGⅠ【秋華賞】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去8年データ分析!

Text:長谷川雄啓

秋華賞(日曜・京都)

3歳牝馬3冠レースの最終戦。芝内回り2000m戦、GⅠ。

阪神で行われた21、22年を除く、データは過去8回です。

 

1番人気は〔310〕、2番人気は〔020〕、3番人気は〔401〕。

6番人気以下〔015〕、2ケタ人気馬〔012〕。

馬連3ケタ3回に、万馬券なし。

勝ち馬は4番人気まで。毎年1~3番人気の馬が1頭は連絡み。

馬連の最高配当は、16年の3550円(3番人気と4番人気)。堅めの決着が目立ちます。

 

ステップレースを見ていきましょう。

オークスから〔300〕。1、2番人気で1着、3着の馬。

2つのTR、まずはローズSから〔236〕。3着以内6頭に、4着馬2頭、5着馬1頭。残る2頭は、2番人気7着と12番人気18着の馬。ちなみに、この2頭は前々走でオークスに出走しています。

もうひとつ、紫苑S(OP時代も含む)から〔330〕。3着以内4頭に、4着と5着の馬が1頭ずつ。

勝ち馬は、オークス、ローズS、紫苑S、この3つのレースからに限られます。

その他、2勝クラスから〔021〕。1番人気1着馬。

1勝クラスから〔001〕。こちらも1番人気1着馬。

条件戦からの馬は2着までとなっています。

連対16頭すべてが、前走掲示板を確保。

これを3着で見ても、掲示板外しは2頭だけ。共に、オークスからローズSの馬でした。

連対16頭中、15頭に芝1800m以上での勝ちがあり、例外の1頭は20年2着のマジックキャッスル。この馬にはオークス5着がありました。

また、連対16頭中、9頭に重賞勝ちが、4頭に重賞2着があり、残る3頭中2頭は前走が古馬混合の2勝クラスを1番人気で勝った馬、もう1頭はTRで出走権を得た馬です。

 

連対16頭のうち、13頭に同年重賞の3着以内があり、ここが初めての重賞だった馬は2着まで。1勝馬も2着までとなっています。

キャリア3戦以下の馬の馬券圏内はなく、4~8戦の馬で〔787〕。このあたりが狙いめでしょうか。

前走、前々走でオークスに出走した馬は、馬券圏内24頭中15頭。オークス4着以下で、秋華賞に直行してきた馬の馬券圏内はありません。

内回りでも、逃げ馬は〔010〕。差し、追い込み馬に軍配が上がっています。

ちなみに、阪神で行われた21年は、オークス2番人気2着馬、紫苑S1着馬、ローズS1着馬の1~3着。

22年は紫苑S1着馬、オークス4番人気3着馬、オークス3番人気1着馬の1~3着です。

 

紫苑Sが重賞に格上げされた16年以降、紫苑Sから〔230〕、ローズSから〔014〕。

TRでは、紫苑S組のほうが好走馬を多く輩出するようになっています。覚えておいて下さい。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 第6版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

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