秋華賞(日曜・京都)
3歳牝馬3冠レースの最終戦。芝内回り2000m戦、GⅠ。
阪神で行われた21、22年を除く、データは過去8回です。
1番人気は〔310〕、2番人気は〔020〕、3番人気は〔401〕。
6番人気以下〔015〕、2ケタ人気馬〔012〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券なし。
勝ち馬は4番人気まで。毎年1~3番人気の馬が1頭は連絡み。
馬連の最高配当は、16年の3550円(3番人気と4番人気)。堅めの決着が目立ちます。
ステップレースを見ていきましょう。
オークスから〔300〕。1、2番人気で1着、3着の馬。
2つのTR、まずはローズSから〔236〕。3着以内6頭に、4着馬2頭、5着馬1頭。残る2頭は、2番人気7着と12番人気18着の馬。ちなみに、この2頭は前々走でオークスに出走しています。
もうひとつ、紫苑S(OP時代も含む)から〔330〕。3着以内4頭に、4着と5着の馬が1頭ずつ。
勝ち馬は、オークス、ローズS、紫苑S、この3つのレースからに限られます。
その他、2勝クラスから〔021〕。1番人気1着馬。
1勝クラスから〔001〕。こちらも1番人気1着馬。
条件戦からの馬は2着までとなっています。
連対16頭すべてが、前走掲示板を確保。
これを3着で見ても、掲示板外しは2頭だけ。共に、オークスからローズSの馬でした。
連対16頭中、15頭に芝1800m以上での勝ちがあり、例外の1頭は20年2着のマジックキャッスル。この馬にはオークス5着がありました。
また、連対16頭中、9頭に重賞勝ちが、4頭に重賞2着があり、残る3頭中2頭は前走が古馬混合の2勝クラスを1番人気で勝った馬、もう1頭はTRで出走権を得た馬です。
連対16頭のうち、13頭に同年重賞の3着以内があり、ここが初めての重賞だった馬は2着まで。1勝馬も2着までとなっています。
キャリア3戦以下の馬の馬券圏内はなく、4~8戦の馬で〔787〕。このあたりが狙いめでしょうか。
前走、前々走でオークスに出走した馬は、馬券圏内24頭中15頭。オークス4着以下で、秋華賞に直行してきた馬の馬券圏内はありません。
内回りでも、逃げ馬は〔010〕。差し、追い込み馬に軍配が上がっています。
ちなみに、阪神で行われた21年は、オークス2番人気2着馬、紫苑S1着馬、ローズS1着馬の1~3着。
22年は紫苑S1着馬、オークス4番人気3着馬、オークス3番人気1着馬の1~3着です。
紫苑Sが重賞に格上げされた16年以降、紫苑Sから〔230〕、ローズSから〔014〕。
TRでは、紫苑S組のほうが好走馬を多く輩出するようになっています。覚えておいて下さい。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第6版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2023.10.13