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FA行使ではなく巨人退団を決断した中田翔を是が非でも獲得したい球団とは!?

FA行使ではなく巨人退団を決断した中田翔

阪神タイガースが11月5日、3勝3敗のタイで臨んだオリックスバファローズとのSMBC日本シリーズ2023第7戦を制し、38年ぶり2度目の日本一を達成し、今シーズンの公式戦は全日程を終了。6日からFA権を持つ選手の去就にも注目が集まるストーブリーグに突入し、14日で申請期間が締め切られた。

中田翔は、今オフに海外FA権を行使するのではなく、昨オフに巨人と結んだ3年契約を破棄し、自由契約選手として他球団への移籍を狙うことを選んだ。

今シーズンの年俸が3億円と高額の中田翔は、金銭か人的補償が生じる『Bランク』のため、FA宣言しても獲得に名乗りを上げる球団があるかは微妙で、FA移籍のハードルは高かった。それでも当初は山川穂高の獲得に消極的と見られていたソフトバンクホークスが興味を示しているとの報道があり、FA行使を狙っていたが、山川穂高がFA宣言し、山川穂高がソフトバンク入りの可能性が高まった為、FA宣言を見送ることにしたようだ。

自由契約となる中田翔を是が非でも獲得したい球団は?

本命で名前が挙がっているのは、ソフトバンクホークスだったが、西武ライオンズの山川穂高がFA宣言し、獲得へ乗り出す構えを見せており、中田翔の獲得は見送る方針となっているようだ。

意外な球団の名前も挙がっている。それは、3年連続でリーグ制覇したオリックス・バファローズだ。杉本裕太郎や森友哉など長打力のある打者が多くいるにも関わらず、中田翔の獲得に興味があるようだ。今シーズンは首位打者を獲得した頓宮裕真が一塁を守ることが多かったが、終盤にケガをしたこともあり、負担を減らす為、来シーズンはDHでの起用が考えられており、その空いた一塁の枠に中田翔を起用したいようだ。

起用面だけでなく、日本ハムファイターズ時代にコーチだった中田翔と旧知の仲の福良淳一が、GM兼編成部長という責任ある立場にいるのも中田翔にとっては大きく、中嶋聡監督も現役時代の終盤を日本ハムファイターズ共にで過ごし、中田翔と親交がある。

是が非でも中田翔を獲得したいのは、中日ドラゴンズだ。今シーズン、中日の一塁はビシエド、宇佐見真吾らが務めたが、ビシエドは91試合で打率.244、6本塁打、23打点と来日8年目でいずれもキャリアワーストの成績で衰えが目立つ。宇佐見真吾も本職は捕手ということもあり、「4番・一塁」が空いている中日にとって、中田翔はうってつけの存在。

貧打のチームを2年間率いた立浪監督が以前、中田翔が日本代表のメンバーに入った時、評論家だった立浪監督が熱血指導をした縁もあり、中日への移籍を熱望しており、今後、球団としては巨人の保有権が切れたタイミングで即アタックする見込みのようだ。

打撃力の強化を考える球団にとって、中田翔は魅力的な存在であり、今後の動向に注目が集まる。

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