シンザン記念(月曜・京都)
明け3歳馬による芝1600m戦、GⅢ。
21~23年は中京での施行。従いまして、データは京都で行われた14~20年の7回で見ていきたいと思います。
1番人気は〔201〕、2番人気は〔221〕、3番人気は〔001〕。
6番人気以下〔232〕、2ケタ人気馬〔011〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。
毎年1、2番人気のいずれかが馬券圏内に来ているものの、伏兵も多数。波乱含みの3歳重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
GⅠの朝日杯フューチュリティSから〔022〕。人気、着順は不問です。
GⅡのデイリー杯2歳Sから〔011〕。共に8着馬。
GⅢのアルテミスSから〔100〕。2着馬。
GⅢ時代の東京スポーツ杯2歳Sから〔100〕。7着馬。
旧ラジオNIKKEI杯2歳Sから〔001〕。5着馬。
1勝クラスから〔322〕。勝ち馬4頭と、2、4、5着馬。
新馬勝ちから〔120〕。1、2番人気で勝ち上がった馬。
未勝利勝ちから〔101〕。1番人気で勝ち上がった馬です。
連対14頭中、10頭に芝1600mでの勝ちがあり、2頭に芝1400mでの勝ちが(17年2着タイセイスターリー、20年2着プリンスリターン)、1頭に芝1800mでの勝ちがありました(15年1着グァンチャーレ)。残る1頭にも芝1600mでの2着がありました(17年1着キョウヘイ)。OPクラスの実績は不問です。
牝馬は〔220〕。クラスに関わらず、前走1、2番人気で連対していた馬です。
馬券圏内21頭中、20頭がキャリア5戦以内の馬。19年2着のマイネルフラップのみがキャリア6戦の馬。キャリア7戦以上での馬券圏内はありません。
勝ち馬7頭中、6頭が1ケタ馬番の馬。例外の1頭は12番枠の馬ですが、当日は1番人気に推されていました。内枠優勢を頭に置いておきたいところです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第6版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2024.01.07