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がん復帰の原口、オールスターで感動アーチ。巨人・菅野がハイタッチ。

【オールスター第1戦:全セ3-6全パ(12日 東京ドーム)】

阪神の原口文仁捕手が9回裏2アウト1塁から放った一打は、スタンド中を感動に巻き込む2ランアーチとなった。

東京ドームで行われたオールスター第1戦。先発メンバーには阪神の選手はおらず、途中出場の近本光司が2盗を決め、やはり途中出場の梅野隆太郎が安打を放つも、劣勢の展開を覆すには至らず。
そして9回裏も2死。球宴初出場の高橋周平(中日)が安打を放ったことで、原口文仁に出番が巡ってきた。
原口文仁は大腸がんの手術からリハビリを経て6月に1軍復帰したばかり。オールスターにはファン投票で最後の一人を選出する「プラスワン投票」での出場だった。

マウンド上にはオリックスの山本由伸。今季の前半戦、防御率1点台を誇る若きエース候補。
その3球目の速球を捉えると、打球は左中間へとまっしぐら。

東京ドームはこの日一番の盛り上がり。3塁ベースコーチャーの菅野智之(巨人)が歓喜のハイタッチで迎え、ベンチでも筒香嘉智(DeNA)らがガッツポーズ。
オールスターらしいチームの垣根を越えた瞬間となった。

13日、オールスター第2戦の舞台は阪神甲子園球場。今度は地元のファンを前に、どんなドラマを見せてくれるのだろうか

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